院長ブログ

2017.04.16

女児の受難

もうすぐGWだということと、ある事件が脳のカギになって私の古い記憶が開いた。。。

小学校4年生=10歳くらいの時に高岡市の国泰寺というところに2泊3日で1年生の弟と預けられました。
なぜなんでしょう?働かなければならない親にとっての駆け込み寺だったのでしょうか?
お経を読んだり、精進料理をお坊さんと食べたり、座禅を組んだり。。。
けれど、たった2泊3日で品行方正な子になるわけではありません。念のため。

その男はほとんどがお坊さん(=坊主頭)の中で、髪の毛があったから住職の親戚かなんかだったと思う。
「すごく珍しいものを見せてあげる」と言葉巧みに私を人気のないところに誘いだし、
「これは天皇陛下が来たときでないと明けない場所なんだよ」
と言って部屋の真ん中に私を引っ張りそこで私をぎゅっと抱きしめた。
今は50前のおばさんなので何とでもなるのだが、10歳の私は抱きしめられながら無防備についていった自分を後悔した。
それにお寺の関係の人、お坊さんの知りあい(?)、10歳の私にはお坊さんのイメージは清廉潔白だったのだ。
当然ながら警戒心が強くなった私は残りの時間絶対一人にならず、常に弟と一緒にいた。
階段下から蛇みたい目で待たれていたが弟を盾に降りていかないようにしていた。
そうして無事にその後は2泊3日の日程を終えた。
別にこの話はトラウマでも何でもない。次の年にも国泰寺に行ったし、成長するに忘れていた。
ところが、中学に入り卓球部の部室で同級生が変態男の体験談を冗談で話したときに思い出したのだ。
自分の体験談を話し。。。みんなの体験談を聞き。。。
私がその部室での大告白大会を強烈に覚えている理由は、
一人を除いて残りがみんな何らかの女児ならではの体験談を話したから。
私ぐらいかと思い披露したのに、7人中6人が似たような体験を告白したのですよ。
あの頃と変わらず、今でもそういう”癖”の男性は世の中にゴマでまぶしたようにいるから、
女児の親御さんは注意してもしすぎることはないと思います。

さて私は上にも書いたようにトラウマもなく、部活で笑いながら体験談を話せたのだが、
GWに最盛期になりお寺の周りが竹藪の国泰寺であまりにもタケノコを食べすぎたせいか、
私の盾になったせいか?弟はタケノコが食べられない体になってしまいましたとさ。