院長ブログ

2017.02.19

車中にて。

週末は診療の後、熱海に勉強会に出かけてきました。

季節がら鼻の病気の話が多く、1つはアレルギー性鼻炎の治療について。

舌下免疫療法は最低でも18か月続ける必要があって、内服を忘れる人ほど副作用が多いそうです。

ちなみに花粉症のシーズンに入ってしまうと(今から5月くらいまで)免疫療法はお休みです。

もう一つは鼻の内視鏡治療について、とてもきれいなビデオを見せてくれた先生。

「手術をもうしないでしょう」という突っ込みが入りそうですが、どの先生に紹介すれば良いか?

という情報が一つ増えるのも勉強です。ですが残念なことに大分大学の先生でした。

まあ、勉強会や会合。いろいろあるとタクシーに乗る機会も多く、

面と向かわない会話でもいろいろ感じます。

乗り込む前は心の中で”無難な人でありますように”と願い乗り込むのですが、

急発進急停車の運転手さんは「グルメ街道ってグルメですかね。もう終っている道でしょう」

と、考え方にも急なようで。それからもマイナスネタを振られたが、何とか長い15分をガマン。

昨日の会場から熱海駅まではやる気の運転手さんで、「今日の会はどこから来てる人が多いですか?」

”ほとんどが県東部の耳鼻科医だから熱海駅への利用が多いかな”と伝えると首が悲しそうだったので、

”あ、でも!偉い先生たちで2次会があるから有名鮨やさんなんかに行くかも”とか元気づけてみた。

乗ってすぐタバコの臭いがして”タバコのにおいがするね”と伝えると、すぐ換気してもらえたが

内心”外れタクシーだよ”と悲しんでいたら、タバコの話が始まった。

「コンビニで休んでいたとき吸って、それで乗ったから臭ったんです。すいません」

「僕、お酒飲めないんでタバコが楽しみなんです」

聞けば、キセル(パイプの様なもの)でタバコを楽しんでいて、つい先日も警官に職務質問をうけて

キセルとタバコを見せて放免となったらしい。キセルが入っている革の袋を見せてくれた。

”鬼平犯科帳の、中村吉右衛門のキセルは味がありますよね~”なんて言ったらツボだったようで

それから二人で鬼平犯科帳について盛り上がった。(実はキセルが主役になる話もある)

外れくじかと思っていたけどなかなか。三島駅まで短い15分でした。