院長ブログ

2019.02.13

インフルエンザ ラプソディー

1月初めから流行してきたインフルエンザ感染症もようやく落ち着いてきました。
学校や家庭内だけではなく、色々な感染経路があるようで。。。

正月休み中に競艇に行ったお父さん。競艇場なのか?新幹線なのか?
「家族にもうつしてしまった」と、後悔されていました。
ただ後悔はマスクをしていなかったことでしたが。。。
子供も、奥さんも、会社でもインフル感染者がいないのに陽性だったお父さんは
「新幹線しか考えられない!」との言葉を残されました。
1月19日に勉強会のあった私は、静岡まで車両と車両の間に立って行きました。
学生の時以来の荒行です。

新幹線なら車両のつなぎ目に逃げられますが、そういう空間がない時も。。。
「スキーバスの中で感染しました。乗客の中にインフルエンザが出たと連絡あって」
今の旅行会社はそこまで教えてくれるのでしょうか?驚きです。
沼津から例えば志賀高原とか白馬とか何時間かかるのでしょうか?
それだけ密な空間にいたらうつるのでしょうね。

しかし、縄跳びを今一生懸命やっている低学年の子は
「縄跳び横でやっていた子がインフルだったの」というので、どれくらい一緒に縄跳びしてたの?
と聞くと「15分くらい」と言ってました。二人の距離にもよるのでしょうね。

感染経路だけではありません。検査の依頼にもいろんな理由があります。
もちろん、一番多いのは周りにインフルエンザの人がいて自分も熱がある。
というものですが、「ただ、ただ、だるい」という患者さんもおられました。
熱がないのですが、この患者さん、数年前のインフルエンザの時も熱がなかったので検査しました。
陽性で、だるさの原因わかったね~でよかったのですが、
熱なしちょこっと咳の妹さんも検査することになり、「私は大丈夫なのに~」といいながら検査を受け入れてくれました。
今年はいままでで、熱がない陽性の患者さんは2人だけでした。

今シーズン、検査理由の一番は「熱が出て、隣の一家が全員インフルエンザなので」という方でした。
「地下でつながっているのですか?」という質問は胸に秘め、
「よくお隣の家に行かれるんですか?」と尋ねると、「行きません」とのことでした。
実はこの患者さんは陽性だったのですが、
お隣と地下でつながっていないなら感染経路は違うのではと信じたいです。

なんだかんだと今年はスタッフも私も今のところ大丈夫です。
手洗いうがい、頻回の飲水でなんとかなっているのかな~