院長ブログ

2018.02.25

努力できる才能

開業前には「オリンピックの期間中は患者さんが来ない閑散期になりますよ~」と教えてもらったけれど

そんなこともないピョンチャンオリンピックでした。時差がなかったからでしょうか。

何の本かは忘れたけれど、有名音楽校の先生とバイオリン科の生徒を対象にアンケートを集めた話がのっていた。

ジュリアードとかバークリー音楽校だったか、そのくらいの有名校だったと思います。

生徒には生まれてからの通算練習時間を、先生にはそれぞれの生徒たちを将来、ソリストになる程か?

楽団員になる程か?音楽校の教師になる程か?

結果は将来ソリストになるだろうと先生が予想した生徒の通算の練習時間は平均1万時間以上

楽団員と予想した生徒は8000から9000時間、音楽の教師は7000時間くらいと、相関関係があり

つまり20歳くらいまでに費やした練習時間がその時点での評価になっている。

そんな内容でした。20歳くらいまでに一つのことに1万時間。

これは1年365日休まず、1日2時間バイオリンの練習すれば13年で、1日3時間なら9年かかる計算になる。

バイオリニストの話だったけど、オリンピック選手もそんなに変わりはないだろう(多分)。

世に出るまでが1万時間、そこからさらにどれだけ費やしてる?

そんなに一つのことに打ち込める人の代表であるメダリストたちのインタビューは周りの人と環境に感謝し、

私生活も競技第一。そう、それがアスリート。なんか道徳の授業みたいなエピソードばかりだ。

あまのじゃくの私は「イタリアのトンバ!開会式でカタリーナビットをナンパ」的な?(古くてごめん)

なんか選手の壊れている感じが好きですね。常人ではない人たちの集い、それがオリンピック!であって欲しい。

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2月は1年の終わりには忘れられやすい月です。

でも病院と私の誕生月でもあり毎年特別な月です。