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<title>つりた耳鼻咽喉科クリニック 院長ブログ</title>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/10/90013/">
<title>変容する境界</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/10/90013/</link>
<description>&#8221;他人を理解したい&#8221;という気持ちは人の自然な衝動であると思う。理解とは心理学の見方では共感的に相手の立場や感情を想像することであり、生物学では自分の境界を緩め、自分の内側で他人を感じることだ。 生物が他の物を取り込むことは珍しくない。20億年以上前、私たちがまだちょっとした細胞でしかなかった時代に古代の微生物を取り込んだ。それは私たちの細胞の一部になりエネルギーを産生している（ミトコンドリアという器官）。酸素を燃焼する生物がアクティブに動いていられるのは、20億年前に微生物を理解したからだ。 ただ自分の境界を緩めるときには衝撃を受けることも多い。ちょっとした細胞から人になった私たちのその部分を心という。境界を緩めた心への衝撃を守る決まった保護材はない。 まだ勤務医だった頃、週末に行われる学会発表のスライドと原稿をチェックをするために夕方に研修医を待っていた。先輩が後輩のプレゼンテーション資料をチェックするようなことは会社にもあるだろう。研修医は時間に遅れてやってきて、予定はなかったことにして欲しい、と言う。「今日、歯科口腔の先生に飲み会に誘われたのでキャンセルしたい」 今ならその時の感情を分析できる。相手のために確保した時間と善意を無視された怒り、そして発表のチェックより飲み会を優先する、私の境界内にはない異質な思考への恐怖。全身の毛が逆立っていた。 ネコは自分の縄張りに侵入された時に毛を逆立たせて威嚇する。物理的な自分の境界は皮膚である。人はほとんどの毛を失ったが、緩めた境界が瞬時に固まるときに、皮膚の立毛筋が無意識に縮み毛が逆立つ。なんて生物は上手くできているんだろう。 ただこの研修医のような特徴を持つ者は社会的には上手くいかない。社会とは予測不能な人間の集合体で、新幹線のダイヤを記憶するのとはわけが違う。この状況では何を優先するか、どんな言葉が適切か、相手が話すときはどこを見ていればいいのか。その研修医には医学部に合格するより難しかったろう。 人の脳は860億もの神経細胞の塊である。そこを流れる電気と化学物質の作用が&#8221;感じる考える行動する&#8221;を生む。一目ぼれはキューピットの矢が刺さるのではなく、ドーパミンが大量に放出されたから起こる現象だ。 そんな脳の細胞を電気でオン/オフできればそれぞれの神経細胞の働きがわかる。だけど、どうやって？できるだけ簡単に書いてみよう。 光を当てると電気が流れる&#8221;藻&#8221;の特徴を利用し、それを特定の神経細胞に埋め込む。次に光をスイッチとして神経細胞をオン/オフとコントロールし行動への影響を調べるのである。心の病の解明に近づく一連の研究を&#8221;光遺伝学&#8221;といい、この学問の基盤を作った3人に今年のノーベル医学生理学賞が送られた。 さて、光遺伝学によると、不安や恐怖の情報を処理する神経細胞をオンにすると神経の繊維（軸索）は3つの場所に伸びる。1つ目は呼吸中枢、2つ目はドーパミンが支配する好き嫌いの中枢、3つ目は「安全を優先して行動を抑える／逃げる」といったリスク回避行動に関与する場所へ。つまり不安は3つの要素に分解でき、不安を感じたときに深呼吸するのは理にかなった行動なのだ。 私の脳もマウスの脳と変わりない。その後、仕事上の協力がその研修医と必要になる時は、呼吸が浅く短くなり、ドーパミンは出ず、最低限の関りで済むようにリスク回避していた。境界を緩めることは無かった。ちっぽけな細胞ではなくなった人は取り込んだものを吐き出すことも可能なのだ。それは拒絶ではなく、自分自身の呼吸を整え、再びしなやかに境界を再構築するための、高度な防護服なのかもしれない。 &#160;</description>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin179288545265036900" class="cms-content-parts-sin179288545265044000"><div>&#8221;他人を理解したい&#8221;という気持ちは人の自然な衝動であると思う。理解とは心理学の見方では共感的に相手の立場や感情を想像することであり、生物学では自分の境界を緩め、自分の内側で他人を感じることだ。</div> <div>生物が他の物を取り込むことは珍しくない。20億年以上前、私たちがまだちょっとした細胞でしかなかった時代に古代の微生物を取り込んだ。それは私たちの細胞の一部になりエネルギーを産生している（ミトコンドリアという器官）。酸素を燃焼する生物がアクティブに動いていられるのは、20億年前に微生物を理解したからだ。</div> <div>ただ自分の境界を緩めるときには衝撃を受けることも多い。ちょっとした細胞から人になった私たちのその部分を心という。境界を緩めた心への衝撃を守る決まった保護材はない。</div> <div></div> <div>まだ勤務医だった頃、週末に行われる学会発表のスライドと原稿をチェックをするために夕方に研修医を待っていた。先輩が後輩のプレゼンテーション資料をチェックするようなことは会社にもあるだろう。研修医は時間に遅れてやってきて、予定はなかったことにして欲しい、と言う。「今日、歯科口腔の先生に飲み会に誘われたのでキャンセルしたい」</div> <div>今ならその時の感情を分析できる。相手のために確保した時間と善意を無視された怒り、そして発表のチェックより飲み会を優先する、私の境界内にはない異質な思考への恐怖。全身の毛が逆立っていた。</div> <div>ネコは自分の縄張りに侵入された時に毛を逆立たせて威嚇する。物理的な自分の境界は皮膚である。人はほとんどの毛を失ったが、緩めた境界が瞬時に固まるときに、皮膚の立毛筋が無意識に縮み毛が逆立つ。なんて生物は上手くできているんだろう。</div> <div>ただこの研修医のような特徴を持つ者は社会的には上手くいかない。社会とは予測不能な人間の集合体で、新幹線のダイヤを記憶するのとはわけが違う。この状況では何を優先するか、どんな言葉が適切か、相手が話すときはどこを見ていればいいのか。その研修医には医学部に合格するより難しかったろう。</div> <div>人の脳は860億もの神経細胞の塊である。そこを流れる電気と化学物質の作用が&#8221;感じる考える行動する&#8221;を生む。一目ぼれはキューピットの矢が刺さるのではなく、ドーパミンが大量に放出されたから起こる現象だ。</div> <div>そんな脳の細胞を電気でオン/オフできればそれぞれの神経細胞の働きがわかる。だけど、どうやって？できるだけ簡単に書いてみよう。</div> <div>光を当てると電気が流れる&#8221;藻&#8221;の特徴を利用し、それを特定の神経細胞に埋め込む。次に光をスイッチとして神経細胞をオン/オフとコントロールし行動への影響を調べるのである。心の病の解明に近づく一連の研究を&#8221;光遺伝学&#8221;といい、この学問の基盤を作った3人に今年のノーベル医学生理学賞が送られた。</div> <div>さて、光遺伝学によると、不安や恐怖の情報を処理する神経細胞をオンにすると神経の繊維（軸索）は3つの場所に伸びる。1つ目は呼吸中枢、2つ目はドーパミンが支配する好き嫌いの中枢、3つ目は「安全を優先して行動を抑える／逃げる」といったリスク回避行動に関与する場所へ。つまり不安は3つの要素に分解でき、不安を感じたときに深呼吸するのは理にかなった行動なのだ。</div>  <div>私の脳もマウスの脳と変わりない。その後、仕事上の協力がその研修医と必要になる時は、呼吸が浅く短くなり、ドーパミンは出ず、最低限の関りで済むようにリスク回避していた。境界を緩めることは無かった。ちっぽけな細胞ではなくなった人は取り込んだものを吐き出すことも可能なのだ。<span style="letter-spacing: 0.1em;">それは拒絶ではなく、自分自身の呼吸を整え、再びしなやかに境界を再構築するための、高度な防護服なのかもしれない。</span></div><div></div> <div></div> <p>&#160;</p></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/10/90012/">
<title>パラサイト（ウイルス編）</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/10/90012/</link>
<description>不正にログインされ、他人があなたのIDを完全に操作することをアカウントの乗っ取りと言う。 人の身体でもウイルスに不正に侵入（つまり感染）されると、ウイルスが細胞を操作する。 つまりウイルスはあなたの細胞を乗っ取る。 前回は寄生虫（マラリアもトキソプラズマも原虫）について書いたが、今回はウイルスについて考えてみた。ウイルスは自身の遺伝情報＝核酸（DNAとかRNAとか）とそれを包むカプセルから成る、イメージとしては1個のガチャか。そして、ガチャは工場で作られるが、ウイルスの場合は工場が人の細胞になると思ってもらえばよい。 ウイルスは人の身体に様々な方法で入ってくる。傷口から血液へ、口から腸へ、そして飛沫になって気管になどと言ったように。そして次に繁殖したい細胞にたどり着く。人の細胞ならどれでもいいというわけではなく、ウイルスにも好みがあるのだ。だからウイルスが子孫繁栄するには、どこで生息してどこで繁殖するかが効率的であったほうが断然よい。腸に行きたいのに、蚊に移動をお願いするようなウイルスは間抜けだ。 あるウイルスは哺乳類の神経細胞が大好きだ。人の身体に入ると細い神経に沿って脳に到達し、大好きな神経細胞に囲まれてせっせと繁殖する。しかし神経細胞にも限りがあるから、どうにかして別の神経に増えた仲間（と言うか同じ遺伝子なので自分自身）は移住しなければならない。脳の中にいる間は移れないので増えた仲間は次の移住先のために唾液に出てくる。唾液から他に移るには？唾液を垂れ流し、ほ乳類を咬めばよい！ということで、新しい傷口から侵入し、また神経細胞へ乗っ取りが始まる。 このウイルスは&#8221;狂犬病ウイルス&#8221;だ。 傷口から入り、正常な神経細胞を乗っ取り、増え、移住するために咬むという行動を起こさせる、狂犬病ウイルスの知性に感心しないか！？ 次に鼻やのどの粘膜細胞が大好きで、1個のウイルスからたった一日で100万個に増え、増えたら咳やたんに紛れてまた他の鼻やのどに到達する。1日で100万個にピンとこない人は、マヨネーズ工場の卵割り速度をYoutubeで見て欲しい。それより速いから。非常に効率的なこのウイルスは何だろう？答えはインフルエンザウイルス（以下インフルエンザ）である。 天然痘やポリオウイルスはほぼ撲滅した。それは人の知恵の結晶であるワクチンと人に感染するしかないウイルスの性格によるものだ。鳥にも豚にも感染すインフルエンザでは、野鳥を捕まえて片っ端からワクチンを打つわけにはいかないので、世界からインフルエンザは無くならない。この駆逐の難しさに加え、インフルエンザはすぐ変異するので、毎年装いを変える季節性インフルエンザに医療者も科学者も苦虫を嚙みつぶしたような気持にさせられている。 インフルエンザの立場としては毎年同じ装いで人の免疫に会うと、袋叩きに遭ってしまうので、シーズンごとのトレンドに全力で変異をする。 その年のコレクションの発表はパリではなく南半球で行われ、そこで流行した型を参考に北半球でのワクチンが開発される。しかしやつらは免疫の裏をかくように変異を続け、北半球に到達する頃には微妙にモードが変わっていることも多い。 秋に新作お披露目の準備完了し、そしてついに寒い冬に颯爽と北半球のランウェイを歩くのだ。あれ？ 今年は流行を読み違えたぞ！と、いうこともあり毎年効果は一定ではない。そんなときはドヤ顔で大流行のステージというわけだ。 今年はモードは当たってたみたいだけど、準備前にランウェイを歩いてしまった感じかな。とはいえ、春になれば記憶細胞というクローゼットにしまわれるのだけど。ウイルスには心はない。彼らは何も考えていないのに狂犬病ウイルスは感染者の行動を変え、インフルエンザは免疫のスキを突く。何億と続いた生命の仕組みは、私にはとても知的に思える。そしてウイルスは何のためにあるのか？不思議でならない。 </description>
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<dc:date>2026-10-14T06:30:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin179192728237653900" class="cms-content-parts-sin179192728237661900"><div>不正にログインされ、他人があなたのIDを完全に操作することをアカウントの乗っ取りと言う。</div> <div>人の身体でもウイルスに不正に侵入（つまり感染）されると、ウイルスが細胞を操作する。</div> <div>つまりウイルスはあなたの細胞を乗っ取る。</div> <div>前回は寄生虫（マラリアもトキソプラズマも原虫）について書いたが、今回はウイルスについて考えてみた。ウイルスは自身の遺伝情報＝核酸（DNAとかRNAとか）とそれを包むカプセルから成る、イメージとしては1個のガチャか。そして、ガチャは工場で作られるが、ウイルスの場合は工場が人の細胞になると思ってもらえばよい。</div> <div>ウイルスは人の身体に様々な方法で入ってくる。傷口から血液へ、口から腸へ、そして飛沫になって気管になどと言ったように。そして次に繁殖したい細胞にたどり着く。人の細胞ならどれでもいいというわけではなく、ウイルスにも好みがあるのだ。だからウイルスが子孫繁栄するには、どこで生息してどこで繁殖するかが効率的であったほうが断然よい。腸に行きたいのに、蚊に移動をお願いするようなウイルスは間抜けだ。</div> <div>あるウイルスは哺乳類の神経細胞が大好きだ。人の身体に入ると細い神経に沿って脳に到達し、大好きな神経細胞に囲まれてせっせと繁殖する。しかし神経細胞にも限りがあるから、どうにかして別の神経に増えた仲間（と言うか同じ遺伝子なので自分自身）は移住しなければならない。脳の中にいる間は移れないので増えた仲間は次の移住先のために唾液に出てくる。唾液から他に移るには？唾液を垂れ流し、ほ乳類を咬めばよい！ということで、新しい傷口から侵入し、また神経細胞へ乗っ取りが始まる。</div> <div>このウイルスは&#8221;狂犬病ウイルス&#8221;だ。</div> <div>傷口から入り、正常な神経細胞を乗っ取り、増え、移住するために咬むという行動を起こさせる、狂犬病ウイルスの知性に感心しないか！？<br /> <span style="letter-spacing: 0.1em;">次に鼻やのどの粘膜細胞が大好きで、1個のウイルスからたった一日で100万個に増え、増えたら咳やたんに紛れてまた他の鼻やのどに到達する。1日で100万個にピンとこない人は、マヨネーズ工場の卵割り速度をYoutubeで見て欲しい。それより速いから。非常に効率的なこのウイルスは何だろう？答えはインフルエンザウイルス（以下インフルエンザ）である。</span></div> <div>天然痘やポリオウイルスはほぼ撲滅した。それは人の知恵の結晶であるワクチンと人に感染するしかないウイルスの性格によるものだ。鳥にも豚にも感染すインフルエンザでは、野鳥を捕まえて片っ端からワクチンを打つわけにはいかないので、世界からインフルエンザは無くならない。この駆逐の難しさに加え、インフルエンザはすぐ変異するので、毎年装いを変える季節性インフルエンザに医療者も科学者も苦虫を嚙みつぶしたような気持にさせられている。<br /> <div>インフルエンザの立場としては毎年同じ装いで人の免疫に会うと、袋叩きに遭ってしまうので、シーズンごとのトレンドに全力で変異をする。<br /> その年のコレクションの発表はパリではなく南半球で行われ、そこで流行した型を参考に北半球でのワクチンが開発される。しかしやつらは免疫の裏をかくように変異を続け、北半球に到達する頃には微妙にモードが変わっていることも多い。<br /> 秋に<span style="letter-spacing: 0.1em;">新作お披露目の準備完了し、そしてついに寒い冬に颯爽と北半球のランウェイを歩くのだ。</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">あれ？ 今年は流行を読み違えたぞ！と、いうこともあり毎年効果は一定ではない。そんなときはドヤ顔で大流行のステージというわけだ。<br /> 今年はモードは当たってたみたいだけど、準備前にランウェイを歩いてしまった感じかな。とはいえ、春になれば記憶細胞というクローゼットにしまわれるのだけど。<br /><br />ウイルスには心はない。彼らは何も考えていないのに狂犬病ウイルスは感染者の行動を変え、インフルエンザは免疫のスキを突く。何億と続いた生命の仕組みは、私にはとても知的に思える。そしてウイルスは何のためにあるのか？不思議でならない。<br /><br type="_moz" /> </span></div></div> <div></div></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/10/90011/">
<title>パラサイト（寄生虫編）</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/10/90011/</link>
<description>今から数十年以上前、医学生だった私は身の入らぬ「寄生虫学」の授業を受けていた。 「昭和の不衛生だった時代の学生ならいざ知らず、平成の学生に将来、一体何の役に立つのだろう？」と真剣にはなれなかった。 だから寄生虫（条虫症（サナダムシ）、肺吸虫、日本住血吸虫などなど）の一生を暗記しなければならなくてもそこに面白みは感じられなく、もっぱら授業のスライドをSFホラーとして楽しんでいた。 ただ進級するには寄生虫学の単位は必須で、寄生虫の単位だけを落とし進級できなかった同級生が一人いた。役に立つとは思えない学問で一年を棒に振る彼に心底同情した。風のうわさで卒業後は都会の心臓外科教室に進んだと聞いたときには、心臓外科医なら寄生虫に出会うことも無いだろうと思った記憶がある。 さて、生きること全般からの問いに対し、うまく解決する能力を&#8221;知性&#8221;とするなら、生物はみんな&#8221;知性&#8221;を持っている。そこで今回は寄生生物、なかでも寄生虫について考えてみた。 世界3大感染症の一つマラリアは（他の二つは結核とエイズ）はマラリア原虫が蚊の中で増殖し、その蚊が吸血する時に人の体内に入ってくることで感染する。マラリア原虫はまず蚊に対して満腹を感じにくくさせる。お腹がすいている蚊は普段より長く血を吸い、なんどもブスブス刺す。そうすることで感染のチャンスが上がる。次に人に対しては高熱を出させぐったりさせる。元気ならば追い払われる蚊にとって、ぐったりした人は蚊を追い払う元気もない。マラリア原虫にしてみれば、蚊を通じて次の人間に感染しやすくなるというわけだ。そんなマラリア原虫に操られた蚊は&#8221;最も多く人の命を奪う生き物&#8221;の称号を得ている。因みに、戦争やテロを起こす人間は2位（ただ自殺も含めると圧倒的な1位）。 ♪妻を～めとらばぁ～才たけてぇ～♪トキソプラズマに生まれたからには、才たけるためにはネコの腸に行かなくてはならない。無事子孫を成し、糞に紛れて世に出た子供たちは他の哺乳類、主にネズミの体内で武者修行し、親になるためには再びネコの腸を目指す。ネコに食べられやすくするため、武者修行中にネズミの脳を操作する。操作されたネズミはネコの匂いが好きになり、無気力になりネコに注意を払わなくなるという。 有名なアニメのように説明すると、おっちょこちょいな家ネコのトムの腸で生まれたトキソプラズマは未熟なまま糞と一緒に外に出される。同じ家の中でいろんなものをかじっているジェリーが運よくのみ込んでしまうとあら不思議、ジェリーは警戒感が緩み、トムの前にのほほんと立つ、ってな具合だ。このアニメの作者はトキソプラズマに感染したネズミを見て着想したのではないだろうか？ 生物として地球に生まれたからには場所とりもしなければいけないし、生きていくエネルギーを得なければならない。寄生生物が感染するのは宿主から生存と繁栄のエネルギーを得られるからより他にない。繁栄の基準は遺伝子の複製=子孫の数によって測られる。ストレートに子孫を残そうとする彼らに比べ、人間は愛する人を平気で傷つける。むしろDV男（女もいるが）はいざ離婚になると判で押したようにごねる。なんて人間は不自由なんだろう！ 今の私は寄生虫が見せる知性に感嘆せずにはいられない。そして、Youtubeの不倫・DV成敗番組の見過ぎを反省しなきゃ。</description>
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<dc:date>2026-10-04T17:20:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin179110240791621300" class="cms-content-parts-sin179110240791629200"><div>今から数十年以上前、医学生だった私は身の入らぬ「寄生虫学」の授業を受けていた。</div> <div>「昭和の不衛生だった時代の学生ならいざ知らず、平成の学生に将来、一体何の役に立つのだろう？」と真剣にはなれなかった。</div> <div>だから寄生虫（条虫症（サナダムシ）、肺吸虫、日本住血吸虫などなど）の一生を暗記しなければならなくてもそこに面白みは感じられなく、もっぱら授業のスライドをSFホラーとして楽しんでいた。</div> <div>ただ進級するには寄生虫学の単位は必須で、寄生虫の単位だけを落とし進級できなかった同級生が一人いた。役に立つとは思えない学問で一年を棒に振る彼に心底同情した。風のうわさで卒業後は都会の心臓外科教室に進んだと聞いたときには、心臓外科医なら寄生虫に出会うことも無いだろうと思った記憶がある。</div> <div>さて、生きること全般からの問いに対し、うまく解決する能力を&#8221;知性&#8221;とするなら、生物はみんな&#8221;知性&#8221;を持っている。そこで今回は寄生生物、なかでも寄生虫について考えてみた。</div> <div>世界3大感染症の一つマラリアは（他の二つは結核とエイズ）はマラリア原虫が蚊の中で増殖し、その蚊が吸血する時に人の体内に入ってくることで感染する。マラリア原虫はまず蚊に対して満腹を感じにくくさせる。お腹がすいている蚊は普段より長く血を吸い、なんどもブスブス刺す。そうすることで感染のチャンスが上がる。次に人に対しては高熱を出させぐったりさせる。元気ならば追い払われる蚊にとって、ぐったりした人は蚊を追い払う元気もない。マラリア原虫にしてみれば、蚊を通じて次の人間に感染しやすくなるというわけだ。そんなマラリア原虫に操られた蚊は&#8221;最も多く人の命を奪う生き物&#8221;の称号を得ている。因みに、戦争やテロを起こす人間は2位（ただ自殺も含めると圧倒的な1位）。</div> <div>♪妻を～めとらばぁ～才たけてぇ～♪トキソプラズマに生まれたからには、才たけるためにはネコの腸に行かなくてはならない。無事子孫を成し、糞に紛れて世に出た子供たちは他の哺乳類、主にネズミの体内で武者修行し、親になるためには再びネコの腸を目指す。ネコに食べられやすくするため、武者修行中にネズミの脳を操作する。操作されたネズミはネコの匂いが好きになり、無気力になりネコに注意を払わなくなるという。</div> <div>有名なアニメのように説明すると、おっちょこちょいな家ネコのトムの腸で生まれたトキソプラズマは未熟なまま糞と一緒に外に出される。同じ家の中でいろんなものをかじっているジェリーが運よくのみ込んでしまうとあら不思議、ジェリーは警戒感が緩み、トムの前にのほほんと立つ、ってな具合だ。このアニメの作者はトキソプラズマに感染したネズミを見て着想したのではないだろうか？</div> <div>生物として地球に生まれたからには場所とりもしなければいけないし、生きていくエネルギーを得なければならない。寄生生物が感染するのは宿主から生存と繁栄のエネルギーを得られるからより他にない。繁栄の基準は遺伝子の複製=子孫の数によって測られる。ストレートに子孫を残そうとする彼らに比べ、人間は愛する人を平気で傷つける。むしろDV男（女もいるが）はいざ離婚になると判で押したようにごねる。なんて人間は不自由なんだろう！<br /> <span style="letter-spacing: 1.6px;">今の私は寄生虫が見せる知性に感嘆せずにはいられない。そして、</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">Youtubeの不倫・DV成敗番組の見過ぎを反省しなきゃ。</span></div></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/09/90010/">
<title>資産形成（聖子ちゃんから学ぶ配当生活）</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/09/90010/</link>
<description>ある企業の株を買う。 期待できるのは、株価が上がることだけではない。その企業が利益の一部を株主に返してくれるこれを配当という。 例えば、1株100円で１万株買ったとする。投資金額は百万円で、1株当たり4円の配当が付いていると、4円&#215;1万株=4万円。年間4万円が何もしなくても入ってくる。 もちろん、元手が大きければ配当も大きくなる。だから投資をする者にとって、「配当生活」はちょっとした夢だ。ただし、そのためには若いときからコツコツと資産を作っていかなければならない。「配当生活は一日にして成らず」である。 さて、この9/20私は&#8221;聖子ちゃんのコンサート&#8221;に参加した。大阪城ホールの前では、ピンク色の特攻服を着た親衛隊が掛け声の最終確認をし、その横には&#8221;Fairyland＝妖精の国&#8221;という今回のコンサートテーマから飛び出してきたのかと思うような、バレリーナ姿に羽をつけた妖精たちがいた。なかなかの濃さである。 そんなコアなファンたち約800人がステージ最前列のプレミアムシートに陣取り、アリーナとスタンドにはさらに1万5000人がひかえていた。その観衆を前に、聖子ちゃんは、今年のツアーもたくさんの人が参加してくれ、無事に最終日を迎えられたことを何度も感謝していた。そんな姿を見て、私は雷に打たれたような気持ちになった。 「聖子ちゃんは、もう配当生活に入っている！」と。 デビューして46年。46年前に歌っていた曲を、今も1万6000人が総立ちになって歌っている。♪ちゅ～るりら～、ちゅるりら～♪と過去の仕事が、現在も価値を生み続けていた。 これは、一度作った資産が、その後も配当を生み続けることと、とてもよく似ているんではないだろうか。 もちろん株には、会社が倒産する可能性もある。倒産しなくても、減配、つまり配当が減る危険性もある。 聖子ちゃんにも、人気低迷という時期があった。一世を風靡した人にはつきものの、大暴落のようなバッシングを受けたこともあった。それでも聖子ちゃんは引退せず、46年間歌い続けた。世間からどんなお灸を据えられても、そのたびに凝りをほぐし、パワーアップして戻ってきた。そして気がつけば、46年間の仕事そのものが、とんでもない「資産」になっていることをコンサートで私は感じたのだった。 そう考えると、目の前で1万6000人を沸かせている聖子ちゃんは、46年間かけてコツコツと努力して資産形成をし、もう無茶な株取引をしなくてもいい配当生活に入った人にも見えてきたのだった。 資産形成のスタート＝デビューの18歳にリリースされた曲の&#8221;エイティーン&#8221; ♪愛してるの心から、恋するハート私はエイティーン♪に合わせた振付を会場一体となって踊ったのが、今年フィフィティエイトになる私への配当。 </description>
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<dc:date>2026-09-22T19:55:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin179005314747286900" class="cms-content-parts-sin179005314747294600"><div>ある企業の株を買う。</div> <div>期待できるのは、株価が上がることだけではない。その企業が利益の一部を株主に返してくれるこれを配当という。</div> <div><span style="letter-spacing: 1.6px;">例えば、1株100円で１万株買ったとする。投資金額は百万円で、1株当たり4円の配当が付いていると、4円&#215;1万株=4万円。年間4万円が何もしなくても入ってくる。</span><br /> もちろん、元手が大きければ配当も大きくなる。だから投資をする者にとって、「配当生活」はちょっとした夢だ。ただし、そのためには若いときからコツコツと資産を作っていかなければならない。「配当生活は一日にして成らず」である。</div> <div><img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/08/seiko.jpg" width="888" height="1154" alt="" /></div> <div></div> <div>さて、この9/20私は&#8221;聖子ちゃんのコンサート&#8221;に参加した。大阪城ホールの前では、ピンク色の特攻服を着た親衛隊が掛け声の最終確認をし、その横には&#8221;Fairyland＝妖精の国&#8221;という今回のコンサートテーマから飛び出してきたのかと思うような、バレリーナ姿に羽をつけた妖精たちがいた。なかなかの濃さである。</div> <div>そんなコアなファンたち約800人がステージ最前列のプレミアムシートに陣取り、アリーナとスタンドにはさらに1万5000人がひかえていた。その観衆を前に、聖子ちゃんは、今年のツアーもたくさんの人が参加してくれ、無事に最終日を迎えられたことを何度も感謝していた。そんな姿を見て、私は雷に打たれたような気持ちになった。</div> <div>「聖子ちゃんは、もう配当生活に入っている！」と。</div> <div><div>デビューして46年。<span style="letter-spacing: 0.1em;">46年前に歌っていた曲を、今も1万6000人が総立ちになって歌っている。</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">♪ちゅ～るりら～、ちゅるりら～♪と</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">過去の仕事が、現在も価値を生み続けていた。</span></div> <div>これは、一度作った資産が、その後も配当を生み続けることと、とてもよく似ているんではないだろうか。</div> <div>もちろん株には、会社が倒産する可能性もある。倒産しなくても、減配、つまり配当が減る危険性もある。</div> <div>聖子ちゃんにも、人気低迷という時期があった。一世を風靡した人にはつきものの、大暴落のようなバッシングを受けたこともあった。<span style="letter-spacing: 0.1em;">それでも聖子ちゃんは引退せず、46年間歌い続けた。</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">世間からどんなお灸を据えられても、そのたびに凝りをほぐし、パワーアップして戻ってきた。</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">そして気がつけば、46年間の仕事そのものが、とんでもない「資産」になっていることをコンサートで私は感じたのだった。</span></div> <div>そう考えると、目の前で1万6000人を沸かせている聖子ちゃんは、46年間かけてコツコツと努力して資産形成をし、もう無茶な株取引をしなくてもいい配当生活に入った人にも見えてきたのだった。<br /> 資産形成のスタート＝デビューの18歳にリリースされた曲の&#8221;エイティーン&#8221;<br /> ♪愛してるの心から、恋するハート私はエイティーン♪に合わせた振付を会場一体となって踊ったのが、今年フィフィティエイトになる私への配当。</div> <div></div></div> <div></div></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/09/90009/">
<title>ノスタルジア</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/09/90009/</link>
<description>昔に対する甘くもほろ苦い感情をノスタルジアと言う。 ギリシャ語で&#8221;帰郷&#8221;（nostos）を意味する言葉と&#8221;心の痛み&#8221;（algos）を意味する言葉を合わせたノスタルジアは、故郷から遠い戦地で戦う兵士を苦しめる病を意味した。当時のノスタルジアは、現在ならばホームシックに相当し、それに罹った兵士は軍を弱体化させるため、望郷の思いにキューを出すような故郷のわらべ歌を演奏することなどは死刑だったそうだ。この言葉が誕生したのがスイスだったから、作者がストーリーに入れたのか&#8221;アルプスの少女ハイジ&#8221;では、アルプスの夕焼けの絵を見てから、夢遊病になるほどのホームシックになってしまう。 しかし今は、ハイジが患ったような健康を害する意味ではなく、ちょっと前の時間を懐かしむ程度の軽いノスタルジアが巷にあふれている気がする。例えば映像コンテンツ、来月からフジテレビでは&#8221;救急病棟24時&#8221;が始まる。テーマは「変わりゆく時代の中で失ってはいけないもの」だそうだ。ハリウッドでもディズニーアニメが&#8221;白雪姫&#8221;だの&#8221;人魚姫&#8221;&#8594;&#8221;リトルマーメード&#8221;、まあここまでは許せるとしても、パラマウント社の&#8221;危険な情事&#8221;のリメイクはニーズはあるか？「変わりゆく時代の中で失ってもいいもの」のような内容だと思うが。それでもパラマウント社のマーケティング会議で&#8221;危険な情事のリメイク&#8221;が通ったのは、ノスタルジアと言う感情の一部＝&#8221;懐かしい&#8221;は強烈な意思決定因子だからだと思う。 人は既知の物には安心し、未知の物には多少なりとも警戒心を抱くので、新しい商品に比べて懐かしい商品は圧倒的に購入ハードルが低い。それに今後どうなるかわからない未来への投資より、思い出の反芻は確実に楽しめる娯楽だ。 前回のブログで「聖子ちゃんのコンサート行きたい」と書いたら、スタッフが今年のコンサート情報、リセールチケットの買い方を懇切丁寧に教えてくれ、9/20の大阪城公演に参加することになってしまった。にわかファンが恥ずかしいが、誰だって復刻版とかに心が躍るだろう。 それにしても思い出は無料だけど、それを刺激する商品には値札が付いているなあ。</description>
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<dc:date>2026-09-09T11:45:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin178892210382803300" class="cms-content-parts-sin178892210382810300"><p><span style="letter-spacing: 0.1em;">昔に対する甘くもほろ苦い感情をノスタルジアと言う。</span><br /> ギリシャ語で&#8221;帰郷&#8221;（nostos）を意味する言葉と&#8221;心の痛み&#8221;（algos）を意味する言葉を合わせたノスタルジアは、故郷から遠い戦地で戦う兵士を苦しめる病を意味した。当時のノスタルジアは、現在ならばホームシックに相当し、それに罹った兵士は軍を弱体化させるため、望郷の思いにキューを出すような故郷のわらべ歌を演奏することなどは死刑だったそうだ。この言葉が誕生したのがスイスだったから、作者がストーリーに入れたのか&#8221;アルプスの少女ハイジ&#8221;では、アルプスの夕焼けの絵を見てから、夢遊病になるほどのホームシックになってしまう。<br /> しかし今は、ハイジが患ったような健康を害する意味ではなく、ちょっと前の時間を懐かしむ程度の軽いノスタルジアが巷にあふれている気がする。例えば映像コンテンツ、来月からフジテレビでは&#8221;救急病棟24時&#8221;が始まる。テーマは「変わりゆく時代の中で失ってはいけないもの」だそうだ。ハリウッドでもディズニーアニメが&#8221;白雪姫&#8221;だの&#8221;人魚姫&#8221;&#8594;&#8221;リトルマーメード&#8221;、まあここまでは許せるとしても、パラマウント社の&#8221;危険な情事&#8221;のリメイクはニーズはあるか？「変わりゆく時代の中で失ってもいいもの」のような内容だと思うが。それでもパラマウント社のマーケティング会議で&#8221;危険な情事のリメイク&#8221;が通ったのは、ノスタルジアと言う感情の一部＝&#8221;懐かしい&#8221;は強烈な意思決定因子だからだと思う。<br /> 人は既知の物には安心し、未知の物には多少なりとも警戒心を抱くので、新しい商品に比べて懐かしい商品は圧倒的に購入ハードルが低い。それに今後どうなるかわからない未来への投資より、思い出の反芻は確実に楽しめる娯楽だ。<br /> 前回のブログで「聖子ちゃんのコンサート行きたい」と書いたら、スタッフが今年のコンサート情報、リセールチケットの買い方を懇切丁寧に教えてくれ、9/20の大阪城公演に参加することになってしまった。にわかファンが恥ずかしいが、誰だって復刻版とかに心が躍るだろう。<br /> それにしても思い出は無料だけど、それを刺激する商品には値札が付いているなあ。</p></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/08/90008/">
<title>夏の扉</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/08/90008/</link>
<description>リフレッシュ！リフレッシュ！リフレ～ッシュ！みなさん夏休みは楽しめましたか？ さて、私の夏休みは、富山からの帰り道に友人を乗せただけなのに、松田聖子について考えることになってしまった。 実家から沼津までは500㎞で運転時間はおおよそ7時間、生きて沼津に帰るためにはCPAP使用者（=睡眠時無呼吸症の治療中）の友人を起こしておかなければならない。そうすると答えは一つ、彼女が歌える音楽を流すしかない。富山西インターから北陸道に入ると「聖子ちゃんいい？」とキタァー。 私は聖子ちゃんについて5分以上考えたことは無い。「あなたの中で聖子ちゃんの一番の思い出を書きなさい」という問題が出たら、「麻酔科の研修医の時に手術時間を聖子ちゃんのベストアルバム=Bibleで伝えてくる外科の偉い先生がいました」くらいか。もうちょっと詳しく書くと、手術時間が2時間くらいだと、「Bibleの2枚目の10曲目あたりまでかな」って麻酔科の私に説明する感じ。思ったより手術時間が長くなりそうだと、「あーBibleⅡに入ってしまうわ。でも1枚目でなんとか終わりま～す」...別に長くなってもそれはいいんですけどね。聖子ちゃんを流し続けなければならないんですね。ってのが思い出。 そんなこと考えていたら友人のプレイリストが流れる、1曲目「裸足の季節」♪エクボのぉ～♪...歌える。2曲目「青いサンゴ礁」♪あ～ぁわぁたしのぉ&#8593;～恋わぁ～♪...歌える、しかも母音をしゃくりあげる所も一致してしまった。なんで？混乱したので名立谷浜SAで一旦休憩しながらその答えを考えてみた。 聖子ちゃんの全盛期は私の中学時代に重なる。レコードを買うことの他に、当時聖子ちゃんがしていた髪型（=聖子ちゃんカット。前髪を垂らし、サイドは外巻きに流し、顔に近いところは内巻き）を真似ることは、聖子ちゃん人気の層に入ることを意味していた。その層に入ったという自覚も無く、聖子ちゃんとは一線を画してきた人生だと思ったのに、なぜ歌えるのか。 ブームと言うものは複雑な厚い層を作るものなのだろう。中心は親衛隊、ファンクラブ。それより外側が聖子ちゃんカット層か。「ぶりっこ、嫌い」とアンチ聖子ちゃんはさらに外側だが、層には入っている。好きも嫌いも無関心ではない。まさにマザーテレサのいう&#8221;愛の反対は無関心&#8221;なのだ。 あの頃、聖子ちゃんの歌を聴かないで生活をすることはできなかった。歌番組からCMから流れるその声は、層に入っているつもりが無かった人の耳にも入りこみ、45年かけて最外層にいたことを自覚させるほどの巨大なブームだったのだ。そして記憶とは自分で選んだものより、いつの間にか入ってしまったものの方が多いのかもしれない。 眠り防止のフリスクの空箱を捨てようと、名立谷浜SAでゴミ箱を探す、「プラスチック、プラスチック、♪プラ、プラ、リップス♪」と無意識に口ずさんでしまった私にはもう失うものはない。名立谷浜のジャンクションを越えれば上越・長野道。渋いスポーツカーじゃなくセダンだけど、二人でミルキースマイルで静岡まではBibleしか聴かないよ！台風も終わり、もぎたてぇの青い空ぁ～のドライブは気持ちいい。あ～コンサート行ってみたい！</description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-08-30T08:20:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin178804574904086100" class="cms-content-parts-sin178804574904094500"><div>リフレッシュ！リフレッシュ！リフレ～ッシュ！みなさん夏休みは楽しめましたか？</div> <div>さて、私の夏休みは、富山からの帰り道に友人を乗せただけなのに、松田聖子について考えることになってしまった。</div>  <div>実家から沼津までは500㎞で運転時間はおおよそ7時間、生きて沼津に帰るためにはCPAP使用者（=睡眠時無呼吸症の治療中）の友人を起こしておかなければならない。そうすると答えは一つ、彼女が歌える音楽を流すしかない。富山西インターから北陸道に入ると「聖子ちゃんいい？」とキタァー。</div> <div>私は聖子ちゃんについて5分以上考えたことは無い。「あなたの中で聖子ちゃんの一番の思い出を書きなさい」という問題が出たら、「麻酔科の研修医の時に手術時間を聖子ちゃんのベストアルバム=Bibleで伝えてくる外科の偉い先生がいました」くらいか。<br />もうちょっと詳しく書くと、手術時間が2時間くらいだと、「Bibleの2枚目の10曲目あたりまでかな」って麻酔科の私に説明する感じ。思ったより手術時間が長くなりそうだと、「あーBibleⅡに入ってしまうわ。でも1枚目でなんとか終わりま～す」...別に長くなってもそれはいいんですけどね。聖子ちゃんを流し続けなければならないんですね。ってのが思い出。</div>  <div>そんなこと考えていたら友人のプレイリストが流れる、1曲目「裸足の季節」♪エクボのぉ～♪...歌える。2曲目「青いサンゴ礁」♪あ～ぁわぁたしのぉ&#8593;～恋わぁ～♪...歌える、しかも母音をしゃくりあげる所も一致してしまった。なんで？混乱したので名立谷浜SAで一旦休憩しながらその答えを考えてみた。</div> <div>聖子ちゃんの全盛期は私の中学時代に重なる。レコードを買うことの他に、当時聖子ちゃんがしていた髪型（=聖子ちゃんカット。前髪を垂らし、サイドは外巻きに流し、顔に近いところは内巻き）を真似ることは、聖子ちゃん人気の層に入ることを意味していた。その層に入ったという自覚も無く、聖子ちゃんとは一線を画してきた人生だと思ったのに、なぜ歌えるのか。</div> <div>ブームと言うものは複雑な厚い層を作るものなのだろう。中心は親衛隊、ファンクラブ。それより外側が聖子ちゃんカット層か。「ぶりっこ、嫌い」とアンチ聖子ちゃんはさらに外側だが、層には入っている。好きも嫌いも無関心ではない。まさにマザーテレサのいう&#8221;愛の反対は無関心&#8221;なのだ。</div> <div>あの頃、聖子ちゃんの歌を聴かないで生活をすることはできなかった。歌番組からCMから流れるその声は、層に入っているつもりが無かった人の耳にも入りこみ、45年かけて最外層にいたことを自覚させるほどの巨大なブームだったのだ。そして記憶とは自分で選んだものより、いつの間にか入ってしまったものの方が多いのかもしれない。</div> <div>眠り防止のフリスクの空箱を捨てようと、名立谷浜SAでゴミ箱を探す、「プラスチック、プラスチック、♪プラ、プラ、リップス♪」と無意識に口ずさんでしまった私にはもう失うものはない。名立谷浜のジャンクションを越えれば上越・長野道。渋いスポーツカーじゃなくセダンだけど、二人でミルキースマイルで静岡まではBibleしか聴かないよ！台風も終わり、もぎたてぇの青い空ぁ～のドライブは気持ちいい。あ～コンサート行ってみたい！</div></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/08/90007/">
<title>免疫を育てよう</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/08/90007/</link>
<description>国にとって防衛が大切なように、身体にとっての防衛＝免疫も大切なシステムだ。免疫をめぐる最終回は真面目に免疫を鍛える方法を考えてみたい。 免疫活動が盛んな場所はどこだと思うだろうか？これも国防が国境を重点的に守ることを考えれば答えは出てこよう。それは外界と接する場所で、耳鼻科医なので一番は鼻やのど！を推したいが、一番は腸管である。腸管は食べ物という大量の異物やそれにくっついてくる微生物が入ってくるので、多くの免疫細胞が集う場所となっている。 腸管には私たちに恩恵を与えてくれる腸内細菌も住む。何を食べるかで腸内細菌の割合も簡単に変化するような流動的な環境にあって、何が守るもので、何を攻撃すべきなのかを学習し調整する場が腸管なのだ。サーモンとサルモネラ菌は見分けて欲しいではないか。 免疫システムは腸内の多種多様な微生物たち（腸内マイクロバイオーム）を維持するために、それらとコミュニケーションをとって調整している。前回までの免疫シリーズでイメージできると思うが、ともすると攻撃に偏りがちな免疫反応を調整をしているのが&#8221;制御性T細胞&#8221;で、これを発見した坂口氏は昨年ノーベル賞を受賞した。ゾンビ映画では調整役なんていないので、坂口氏の業績をここで披露させていただいた。この研究は、関節リウマチなどの自己免疫疾患（自分で自分の身体を攻撃する病気）やがん、アレルギーなどに新しい治療を生み出すと期待されている。 ということから免疫を鍛えるためには、まず腸活にいそしむのが良いということになる。現在は完璧な腸マイクロバイオームの組成はわからないとしても、健康な人に見られる共通点が&#8221;多様性に富む腸マイクロバイオーム持っている&#8221;ということはわかっている。多様性に富むには、いろいろな物を食べるしかない。具体的には、腸の中をガーデニングするイメージで、種をまくように発酵食品を取り、肥料を与えるように植物由来の食べ物を週に30種類以上食べることが勧められている。 （16種類入っています）4つ前のブログで「脳は常に先回りして予測し、予測と現実の差を埋めながら世界を理解している」と言う考えを紹介した。脳が予測することと、実際の感覚のフィードバックから経験は生まれる。脳の予測は不確実性を減らすためにある。長い人生で不確実性を減らすには、実際に世界を経験することが大事だろう。心でも体でも健康な状態は、安定していることと、不安定からの回復の二方向から示される。食事だけでなく多様な経験をすること、つまり&#8221;遊ぶこと&#8221;は健康な心と体を育んでくれるはずだ。 夏休みに富山の実家に帰り、その周りを散歩すると子供の頃に遊んだ記憶がよみがえった。ただそこはもう子供の頃のようなあぜ道ではなく、コンクリートの舗装道路だった。病院という定点で15年子供たちを観察していると、心の免疫力の低い子が多くなった、と感じる。伊豆医療福祉センターの小児発達では患者さんの持ち時間は5分でタイマーが鳴ったら出ていかなければならないそうだ。そんな世の中になった一因に遊ぶ場所の少なさは挙げられないだろうか？ そして自分の免疫力、健康のためにも遊ぶことは必要だ。だから私はゾンビ映画を見る。 </description>
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<dc:date>2026-08-19T09:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin178709791261460200" class="cms-content-parts-sin178709791261468300"><div>国にとって防衛が大切なように、身体にとっての防衛＝免疫も大切なシステムだ。免疫をめぐる最終回は真面目に免疫を鍛える方法を考えてみたい。</div> <div>免疫活動が盛んな場所はどこだと思うだろうか？これも国防が国境を重点的に守ることを考えれば答えは出てこよう。それは外界と接する場所で、耳鼻科医なので一番は鼻やのど！を推したいが、一番は腸管である。腸管は食べ物という大量の異物やそれにくっついてくる微生物が入ってくるので、多くの免疫細胞が集う場所となっている。</div> <div>腸管には私たちに恩恵を与えてくれる腸内細菌も住む。何を食べるかで腸内細菌の割合も簡単に変化するような流動的な環境にあって、何が守るもので、何を攻撃すべきなのかを学習し調整する場が腸管なのだ。サーモンとサルモネラ菌は見分けて欲しいではないか。</div> <div>免疫システムは腸内の多種多様な微生物たち（腸内マイクロバイオーム）を維持するために、それらとコミュニケーションをとって調整している。前回までの免疫シリーズでイメージできると思うが、ともすると攻撃に偏りがちな免疫反応を調整をしているのが&#8221;制御性T細胞&#8221;で、これを発見した坂口氏は昨年ノーベル賞を受賞した。ゾンビ映画では調整役なんていないので、坂口氏の業績をここで披露させていただいた。この研究は、関節リウマチなどの自己免疫疾患（自分で自分の身体を攻撃する病気）やがん、アレルギーなどに新しい治療を生み出すと期待されている。</div> <div>ということから免疫を鍛えるためには、まず腸活にいそしむのが良いということになる。現在は完璧な腸マイクロバイオームの組成はわからないとしても、健康な人に見られる共通点が&#8221;多様性に富む腸マイクロバイオーム持っている&#8221;ということはわかっている。多様性に富むには、いろいろな物を食べるしかない。具体的には、腸の中をガーデニングするイメージで、種をまくように発酵食品を取り、肥料を与えるように植物由来の食べ物を週に30種類以上食べることが勧められている。<br /> <img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/08/IMG_4818.jpeg" width="320" height="240" alt="" /><br /> （16種類入っています）<br /><a href="https://www.tsurita.com/news/2026/07/90003/"><br />4つ前のブログ</a>で「脳は常に先回りして予測し、予測と現実の差を埋めながら世界を理解している」と言う考えを紹介した。脳が予測することと、実際の感覚のフィードバックから経験は生まれる。脳の予測は不確実性を減らすためにある。長い人生で不確実性を減らすには、実際に世界を経験することが大事だろう。心でも体でも健康な状態は、安定していることと、不安定からの回復の二方向から示される。食事だけでなく多様な経験をすること、つまり&#8221;遊ぶこと&#8221;は健康な心と体を育んでくれるはずだ。</div>   <div>夏休みに富山の実家に帰り、その周りを散歩すると子供の頃に遊んだ記憶がよみがえった。ただそこはもう子供の頃のようなあぜ道ではなく、コンクリートの舗装道路だった。病院という定点で15年子供たちを観察していると、心の免疫力の低い子が多くなった、と感じる。伊豆医療福祉センターの小児発達では患者さんの持ち時間は5分でタイマーが鳴ったら出ていかなければならないそうだ。そんな世の中になった一因に遊ぶ場所の少なさは挙げられないだろうか？</div> <div>そして自分の免疫力、健康のためにも遊ぶことは必要だ。だから私はゾンビ映画を見る。</div> <div></div></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/08/90006/">
<title>ゾンビ映画で学ぶ免疫(獲得免疫）</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/08/90006/</link>
<description>4億年前から生きているカブトガニには自然免疫しかない。獲得免疫と言うくらいで、我々脊椎動物が進化の過程で獲得したものなのだ。もっと細かく説明すると、顎（あご）をもつ脊椎動物から獲得免疫は備わった。噛みついたり嚙まれたりは、身体に取り込むことができる栄養の種類が劇的に増える利点と、害をなすものも身体に入ってくる欠点を生んだ。自分に害をなすものを見分け、しかも一度害をなしたものには二度と同じ目に合わないようにしておく必要があったからである。顎の出現は、ゾンビ映画が誕生する進化的な起源なのかもしれない。ということで、噛みつきゾンビから世界を守るワールドウォーZ（以下WWZ）に戻ろう。 主人公（ブラピ）はエルサレムでのてんやわんやの最中にあって敵ゾンビの特徴を捉えていた。そしてWHOの研究機関に向かい、研究者にその特徴を伝える。自然免疫は侵入者を片っ端から攻撃するが、獲得免疫はまず敵の特徴を覚え、狙い撃ちにするように準備する。WWZでのブラピは獲得免疫での樹状細胞にあたる。敵の特徴を捉え、その情報をリンパ節に持っていき、情報を伝える（抗原提示）。そうするとWHOの研究機関は免疫リンパ節にあたるだろう。情報を受け取った免疫細胞は作戦を練り、屈強な者、兵器を操るものなどの特殊部隊を編成する。感染すると、その近くのリンパ節が腫れるのはこのせいだ。紛争を解決するためには兵士の駐屯地は活発にならねばならぬ。 さて、ここからはWWZを離れ、一度くらいは洋画劇場で見たことがある「バイオハザード」で免疫の学びを進めよう。 抗原提示を受けた免疫細胞のように、バイオハザードでのアンブレラ社は特殊部隊を地下施設に送る。そこでは、こっそり作っていたウイルスがまん延してしまい中に閉じ込められた人がゾンビになっていた。部隊を指揮するワン隊長はさしずめヘルパーT細胞だろう。ワン隊長はレーザーでさいの目切りにあってしまったが（有名なシーンなのでyoutubeにあるよ）、免疫でのヘルパーT細胞は抗体を量産するように司令を出す。抗体は病原体に対する特殊ミサイルと思ってくれ。「バイオハザード」でのロケットランチャーみたいなものか、あっゲームが混ざっちゃった。 そして我らがアリス（ミラ・ジョヴォヴィッチ）が登場する。アリスはゾンビ犬を蹴り倒し、突然変異したクリーチャー（リッカー）と戦う。ゾンビを選んで攻撃するこの姿が、キラーT細胞と覚えよう。キラーT細胞は、樹状細胞から抗原情報を受け取り、ウイルスに感染した細胞やがん細胞などを特定し攻撃する。また、自身の体内で癌化している細胞などもキラーT細胞は攻撃する。親しい人がゾンビになったとき、悲しみを携え銃を撃つシーンはゾンビ映画では唯一涙を誘うところだ。免疫も一緒だね。 そしてキラーT細胞の活躍は初回だけで終わらない。メモリーT細胞となって組織に留まり、再び同じような病原体が入ってきた時は「覚えていますよ」と言わんばかりに迅速にやっつけるのだ。はしかや風疹が二度と罹らないのは、獲得免疫の記憶するという働きによるものだ。ここまで免疫を学んだ読者の皆さんはピンと来たと思うが、ワクチンはこの免疫記憶を応用している。 さてもっとアリスを拡大して捉え、バイオハザードⅡ以降のアリスを記憶がよみがえった獲得免疫の働きとしよう。例えば子宮頚がんワクチンは、癌の原因であるパピローマウイルスへの免疫記憶を作る。そして、将来パピローマが侵入してきた時に「覚えていますよ」とアリスはお得意の二丁拳銃（抗体）をぶっ放してやっつけてくれる。 バイオハザードシリーズではアンブレラ社がどんなゾンビを生み出そうとも、アリスは抜群の格闘センスと武器で返り討ちにし、全6作品を通じて圧倒的な無双劇を繰り広げ続けた。 子宮頸がんのアリスだけでない、帯状疱疹のアリス、肺炎球菌のアリス。。。さぁ！ワクチンを打って体の中にアリスを育もう！（イメージ図Gemini作成） </description>
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<dc:date>2026-08-09T05:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin178549535968611300" class="cms-content-parts-sin178549535968618400"><p><span style="letter-spacing: 0.1em;">4億年前から生きているカブトガニには自然免疫しかない。獲得免疫と言うくらいで、我々脊椎動物が進化の過程で獲得したものなのだ。<br />もっと細かく説明すると、顎（あご）をもつ脊椎動物から獲得免疫は備わった。噛みついたり嚙まれたりは、身体に取り込むことができる栄養の種類が劇的に増える利点と、害をなすものも身体に入ってくる欠点を生んだ。自分に害をなすものを見分け、しかも一度害をなしたものには二度と同じ目に合わないようにしておく必要があったからである。顎の出現は、ゾンビ映画が誕生する進化的な起源なのかもしれない。<br />ということで、噛みつきゾンビから世界を守るワールドウォーZ（以下WWZ）に戻ろう。</span><br /> 主人公（ブラピ）はエルサレムでのてんやわんやの最中にあって敵ゾンビの特徴を捉えていた。そしてWHOの研究機関に向かい、研究者にその特徴を伝える。自然免疫は侵入者を片っ端から攻撃するが、獲得免疫はまず敵の特徴を覚え、狙い撃ちにするように準備する。WWZでのブラピは獲得免疫での樹状細胞にあたる。敵の特徴を捉え、その情報をリンパ節に持っていき、情報を伝える（抗原提示）。そうするとWHOの研究機関は免疫リンパ節にあたるだろう。情報を受け取った免疫細胞は作戦を練り、屈強な者、兵器を操るものなどの特殊部隊を編成する。感染すると、その近くのリンパ節が腫れるのはこのせいだ。紛争を解決するためには兵士の駐屯地は活発にならねばならぬ。<br /> さて、ここからはWWZを離れ、一度くらいは洋画劇場で見たことがある「バイオハザード」で免疫の学びを進めよう。<br /> 抗原提示を受けた免疫細胞のように、バイオハザードでのアンブレラ社は特殊部隊を地下施設に送る。そこでは、こっそり作っていたウイルスがまん延してしまい中に閉じ込められた人がゾンビになっていた。部隊を指揮するワン隊長はさしずめヘルパーT細胞だろう。ワン隊長はレーザーでさいの目切りにあってしまったが（有名なシーンなのでyoutubeにあるよ）、免疫でのヘルパーT細胞は抗体を量産するように司令を出す。抗体は病原体に対する特殊ミサイルと思ってくれ。「バイオハザード」でのロケットランチャーみたいなものか、あっゲームが混ざっちゃった。<br /> そして我らがアリス（ミラ・ジョヴォヴィッチ）が登場する。アリスはゾンビ犬を蹴り倒し、突然変異したクリーチャー（リッカー）と戦う。ゾンビを選んで攻撃するこの姿が、キラーT細胞と覚えよう。キラーT細胞は、樹状細胞から抗原情報を受け取り、ウイルスに感染した細胞やがん細胞などを特定し攻撃する。また、自身の体内で癌化している細胞などもキラーT細胞は攻撃する。親しい人がゾンビになったとき、悲しみを携え銃を撃つシーンはゾンビ映画では唯一涙を誘うところだ。免疫も一緒だね。<br /> そしてキラーT細胞の活躍は初回だけで終わらない。メモリーT細胞となって組織に留まり、再び同じような病原体が入ってきた時は「覚えていますよ」と言わんばかりに迅速にやっつけるのだ。はしかや風疹が二度と罹らないのは、獲得免疫の記憶するという働きによるものだ。ここまで免疫を学んだ読者の皆さんはピンと来たと思うが、ワクチンはこの免疫記憶を応用している。<br /> さてもっとアリスを拡大して捉え、バイオハザードⅡ以降のアリスを記憶がよみがえった獲得免疫の働きとしよう。例えば子宮頚がんワクチンは、癌の原因であるパピローマウイルスへの免疫記憶を作る。そして、将来パピローマが侵入してきた時に「覚えていますよ」とアリスはお得意の二丁拳銃（抗体）をぶっ放してやっつけてくれる。<br /> バイオハザードシリーズではアンブレラ社がどんなゾンビを生み出そうとも、アリスは抜群の格闘センスと武器で返り討ちにし、全6作品を通じて圧倒的な無双劇を繰り広げ続けた。<br /> <span style="letter-spacing: 1.6px;">子宮頸がんのアリスだけでない、帯状疱疹のアリス、肺炎球菌のアリス。。。さぁ！ワクチンを打って体の中にアリスを育もう！</span><br /><span style="letter-spacing: 1.6px;">（イメージ図Gemini作成）<br /><img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/08/arisu2.jpg" width="1024" height="622" alt="" /><br /> <br type="_moz" /> </span></p> <div></div></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/07/90005/">
<title>ゾンビ映画で学ぶ免疫(自然免疫）</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/07/90005/</link>
<description>
NHK-BSで「ワールドウォーZ」が放映された。NHKの編成がワールドカップのどさくさに紛れて、「ワールドウォーZ」もいけるんじゃない？と潜り込ませたのだろう。おかげで世の中がワールドカップ一色にもかかわらず、私のiPadでは&#8221;ワールド&#8221;と検索するとその後は&#8221;ウォーZ&#8221;が続いていた。
「ワールドウォーZ」は一言でいうと&#8221;ゾンビ映画&#8221;である。もう少し付け足すと制作・主演がブラットピット。
ある日、町の人がゾンビになり人を襲うというパターンに対するリアクションは、どこの国を舞台にしてもそう変わるものではない。このゾンビ映画にある普遍性を私は免疫反応に見た。
それまでの自分が死に、理性を失った状態をゾンビというなら、感染によって健康を失った身体もそれはゾンビと言える。映画の中でゾンビにどのように立ち向かうかを知ることで、身体の免疫を理解できるはずだ。ということで、ゾンビ映画を題材に免疫について書いてみたい。
まずは「ワールドウォーZ」（以下WWZ）のエルサレムのシーンを説明しよう。（youtubeでもワールドウォーZ 映画 エルサレムで出てくるよ）
イスラエル軍が作った壁の内側には、イスラエルとパレスチナ民衆が避難している。ゾンビと言う共通の脅威を前に長年いがみ合ってきた二つの民族に和平が生まれる。それにはしゃいだ人々が感極まって歌いだす。一人また一人と合唱の輪は大きくなって、その歌声に反応したゾンビが壁をよじ登って侵入してくる。
私たちの身体もこのエルサレムの壁のように、皮膚や粘膜で防御されている。壁を越えたゾンビに対して軍が銃をぶっ放すように私たちの身体でもバリアを越えて侵入してきた病原体を白血球やマクロファージが攻撃する。これを自然免疫という。
(イメージ図Gemini作成）

自然免疫の特徴は、ウイルスか？細菌か？種類にかかわらず、侵入されると即座に反応する。なんせWWZでは12秒で感染が成立するもんでね。そして、同じ病原体が何度入って来ても毎回同じような反応しかできない。小さい規模の侵入なら解決できようが、世界＝全身を救うとなるともう一つ別の免疫システムを召喚せねばなるまい。WWZの主人公（ブラッドピット）はゾンビ急襲を受け、銃弾が飛び交う中でゾンビの特徴を見つける。病原体の弱点がわかれば自然免疫より有効にそれと戦えるから。このもう一つの免疫システムを獲得免疫という。次回は獲得免疫についてゾンビ映画をもとに書いていきたい。あぁ楽しい。
付け加えだけど、エルサレムで平和に感謝をささげ歌ったことが平和を壊すという皮肉に苦笑いせずにはいられなかった。まあ、実生活でも酒飲んでカラオケ行っていい気になった翌日風邪ひくもんな。

</description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-07-29T07:15:00+09:00</dc:date>
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<p><span style="letter-spacing: 0.1em;">NHK-BS</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">で「ワールドウォーZ」が放映された。NHKの編成がワールドカップのどさくさに紛れて、「ワールドウォーZ」もいけるんじゃない？と潜り込ませたのだろう。おかげで世の中がワールドカップ一色にもかかわらず、私のiPadでは&#8221;ワールド&#8221;と検索するとその後は&#8221;ウォーZ&#8221;が続いていた。</span><br />
「ワールドウォーZ」は一言でいうと&#8221;ゾンビ映画&#8221;である。もう少し付け足すと制作・主演がブラットピット。<br />
ある日、町の人がゾンビになり人を襲うというパターンに対するリアクションは、どこの国を舞台にしてもそう変わるものではない。このゾンビ映画にある普遍性を私は免疫反応に見た。<br />
それまでの自分が死に、理性を失った状態をゾンビというなら、感染によって健康を失った身体もそれはゾンビと言える。映画の中でゾンビにどのように立ち向かうかを知ることで、身体の免疫を理解できるはずだ。ということで、ゾンビ映画を題材に免疫について書いてみたい。<br />
まずは「ワールドウォーZ」（以下WWZ）のエルサレムのシーンを説明しよう。（youtubeでもワールドウォーZ 映画 エルサレムで出てくるよ）<br />
イスラエル軍が作った壁の内側には、イスラエルとパレスチナ民衆が避難している。ゾンビと言う共通の脅威を前に長年いがみ合ってきた二つの民族に和平が生まれる。それにはしゃいだ人々が感極まって歌いだす。一人また一人と合唱の輪は大きくなって、その歌声に反応したゾンビが壁をよじ登って侵入してくる。<br />
私たちの身体もこのエルサレムの壁のように、皮膚や粘膜で防御されている。壁を越えたゾンビに対して軍が銃をぶっ放すように私たちの身体でもバリアを越えて侵入してきた病原体を白血球やマクロファージが攻撃する。これを自然免疫という。<br />
(イメージ図Gemini作成）<br />
<img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/07/images2026072611494456.jpg" width="1024" height="572" alt="" style="letter-spacing: 1.6px;" /><br />
自然免疫の特徴は、ウイルスか？細菌か？種類にかかわらず、侵入されると即座に反応する。なんせWWZでは12秒で感染が成立するもんでね。そして、同じ病原体が何度入って来ても毎回同じような反応しかできない。小さい規模の侵入なら解決できようが、世界＝全身を救うとなるともう一つ別の免疫システムを召喚せねばなるまい。WWZの主人公（ブラッドピット）はゾンビ急襲を受け、銃弾が飛び交う中でゾンビの特徴を見つける。病原体の弱点がわかれば自然免疫より有効にそれと戦えるから。このもう一つの免疫システムを獲得免疫という。次回は獲得免疫についてゾンビ映画をもとに書いていきたい。あぁ楽しい。<br />
付け加えだけど、エルサレムで平和に感謝をささげ歌ったことが平和を壊すという皮肉に苦笑いせずにはいられなかった。まあ、実生活でも酒飲んでカラオケ行っていい気になった翌日風邪ひくもんな。</p>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/07/90004/">
<title>平行線をひく</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/07/90004/</link>
<description>
数学を学ぶメリットの一つに&#8221;視点を変える&#8221;が挙げられる。
数学、特に幾何（図形系の問題）が苦手だったアン・シャーリーは赤毛のアンの中で「先生は黒板へ、本にあるのとまるっきり違った問題を出すの」とマシューに愚痴る。アンのライバル、幾何が得意なギルバートには、問題の形が変わっても本質は同じように見えていたはずだ。
例えば「三角形の内角が180度であることを証明しなさい」という問題は、三角形の1つの辺を延長し、そ頂点を通る平行線を一本引くことで答に近づく。数学が教えてくれるのは答えそのものではなく、この一本の平行線を引く視点なのだ。


仕事でも日常でも、私たちはしばしばこの&#8221;平行線を引く&#8221;ことが求められる。
先日の患者はすでに内科を2件受診しており、処方された抗生剤をきっちり飲んでいるにもかかわらず、のどが痛くて１週間高熱が続き２件目の総合病院の内科で耳鼻科受診を勧められたのだった。私は耳鼻科代表だ。のどが痛みの原因が「わからない」では済ませられない。。
まずは上気道の粘膜の声を聴いてみる。粘膜は発熱の影響もあって充血気味だが熱の原因はない。彼等は「何とか健康にやっているよ」と私に語っている。実際、発熱でだるくて食欲はなく3㎏やせたが、食べられるという。1週間続く熱がのどが原因ならば、食べられることはまずない。
視点を変えよう、痛みを訴えるのどから首へ、甲状腺のあたりをそっと触れてみる。「痛いっ！」。首に触れたことは、平行線を引くことであり、私は答えに達した。後は採血で甲状腺ホルモンの値を調べればよい。
亜急性甲状腺炎はウイルス性の甲状腺の炎症で、そのせいで甲状腺ホルモンが漏れ出るので動悸、倦怠感、体重減少などの症状が数週間続く。ウイルス性なので抗生剤の効果はない。そして、患者は甲状腺が痛いとはまず言わない。のどが痛いとしばしば訴える。その後、炎症が速く収まる薬を投与すると、1週間続いた発熱とのどの痛みは２時間で消えていった。
正直に言うと、最初に診察する立場だったら解けていた自信はない。病気は後からの方が易しい問題になるし、前の治療法が効かないというのは重要な情報でもある。だいたい亜急性甲状腺炎は当院では年に1人いるかいないかで、のどが痛くて本当にのどの病気の方が圧倒的に多いから、思考も多いほうに偏って当然だ。
流行のAIはどう答えるのだろう？私はChatGPTに患者を装い相談してみた。「のどが痛くて1週間熱が続き、抗生剤が効かない」ではウイルス性の咽頭炎、心内膜炎、結核、リウマチなど20個くらいの病気を挙げてきた。「3㎏やせた」を入れると、癌も加わった。「耳鼻科では咽頭に異常がなかったけど、首の前が痛い」といれると、さすが！AI！この病気に絞ってきた。
「亜急性甲状腺炎が最も疑わしいです。耳鼻咽喉科よりは内科の方を受診しましょう」って、失礼しちゃうわっ！

</description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-07-19T06:25:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin178441010924178700" class="cms-content-parts-sin178441010924186700">
<div>数学を学ぶメリットの一つに&#8221;視点を変える&#8221;が挙げられる。</div>
<div>数学、特に幾何（図形系の問題）が苦手だったアン・シャーリーは赤毛のアンの中で「先生は黒板へ、本にあるのとまるっきり違った問題を出すの」とマシューに愚痴る。アンのライバル、幾何が得意なギルバートには、問題の形が変わっても本質は同じように見えていたはずだ。</div>
<div>例えば「三角形の内角が180度であることを証明しなさい」という問題は、三角形の1つの辺を延長し、そ頂点を通る平行線を一本引くことで答に近づく。数学が教えてくれるのは答えそのものではなく、この一本の平行線を引く視点なのだ。<br />
<img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/07/images2026071906323134.jpg" width="1280" height="720" alt="" /></div>
<div></div>
<div>仕事でも日常でも、私たちはしばしばこの&#8221;平行線を引く&#8221;ことが求められる。</div>
<div>先日の患者はすでに内科を2件受診しており、処方された抗生剤をきっちり飲んでいるにもかかわらず、のどが痛くて１週間高熱が続き２件目の総合病院の内科で耳鼻科受診を勧められたのだった。私は耳鼻科代表だ。のどが痛みの原因が「わからない」では済ませられない。。</div>
<div>まずは上気道の粘膜の声を聴いてみる。粘膜は発熱の影響もあって充血気味だが熱の原因はない。彼等は「何とか健康にやっているよ」と私に語っている。実際、発熱でだるくて食欲はなく3㎏やせたが、食べられるという。1週間続く熱がのどが原因ならば、食べられることはまずない。</div>
<div>視点を変えよう、痛みを訴えるのどから首へ、甲状腺のあたりをそっと触れてみる。「痛いっ！」。首に触れたことは、平行線を引くことであり、私は答えに達した。後は採血で甲状腺ホルモンの値を調べればよい。</div>
<div>亜急性甲状腺炎はウイルス性の甲状腺の炎症で、そのせいで甲状腺ホルモンが漏れ出るので動悸、倦怠感、体重減少などの症状が数週間続く。ウイルス性なので抗生剤の効果はない。そして、患者は甲状腺が痛いとはまず言わない。のどが痛いとしばしば訴える。その後、炎症が速く収まる薬を投与すると、1週間続いた発熱とのどの痛みは２時間で消えていった。</div>
<div>正直に言うと、最初に診察する立場だったら解けていた自信はない。病気は後からの方が易しい問題になるし、前の治療法が効かないというのは重要な情報でもある。だいたい亜急性甲状腺炎は当院では年に1人いるかいないかで、のどが痛くて本当にのどの病気の方が圧倒的に多いから、思考も多いほうに偏って当然だ。</div>
<div>流行のAIはどう答えるのだろう？私はChatGPTに患者を装い相談してみた。「のどが痛くて1週間熱が続き、抗生剤が効かない」ではウイルス性の咽頭炎、心内膜炎、結核、リウマチなど20個くらいの病気を挙げてきた。「3㎏やせた」を入れると、癌も加わった。「耳鼻科では咽頭に異常がなかったけど、首の前が痛い」といれると、さすが！AI！この病気に絞ってきた。</div>
<div>「亜急性甲状腺炎が最も疑わしいです。耳鼻咽喉科よりは内科の方を受診しましょう」って、失礼しちゃうわっ！</div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/07/90003/">
<title>見たいもの</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/07/90003/</link>
<description>塩野七生氏の「ローマ人の物語」は全15巻で、そのうち２巻を費やしてユリウス・カエサル（英語ではジュリアス・シーザー）を描いている。ユリウス・カエサルは偉人だけあって、ユリウスは英語の７月（ジュライ）の語源となり、カエサルは皇帝を表す言葉となった。医療現場では帝王切開をドイツ語読みのカイザーというのもその名残だ。 「ローマ人の物語」ではユリウス・カエサルの次の言葉が紹介されている。「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」 そこから進むこと約二千年。心理学者のダニエル・カーネマンは「人の意思決定には認知バイアス（認知の偏り）が避けられない」ことを示した。認知バイアスの一つ、自分にとって都合のいい情報ばかりを集めて、不都合な情報を無視してしまう心理的な傾向を確証バイアスという。 さらに近年の認知科学では、その背景を説明する考え方として&#8221;予測処理&#8221;が注目されている。私たちの脳は耳や眼から入ってきた情報をそのまま受け取っているわけではなく、常に先回りして予測し、予測と現実の差を埋めながら世界を理解しているという考えだ。ブログ読者のみなさん、こんちには。ここで脳が予測処理をしている具体例を紹介しよう。 おそらく、中央の2つの円は全く同じと種明かししても、どうしても違うように見えてしまうだろう。それは脳が中央の円を周りの円と比較して解釈するからだ。大きいと思うか小さいと思うかは実際のサイズではなく周囲の状況に強く影響される。 話はちょっとそれて、この錯覚を見ると私は開業したての頃を思い出す。それまでの国産車から中古だけどベンツを購入して十分満足していたが、同じ時期に開業した先生のフェイスブックで「新車のポルシェでドライブしています」なんて記事を見て、途端に自分がちっぽけに思えたのだった。中古のベンツは同じ大きさなのに。アメリカでは義理の兄弟より収入が上だと満足度が高いそうな。 話を元に戻し、最初の「こんちには」を「こんにちは」と読み替えてスルーしてしまわなかっただろうか？これも、脳が文脈から「こんにちは」のはずだと予測するため、多少のエラーを無視してしまうのだ。 自分の中で育てた世界観（＝予測）と現実が違っていた場合は二通りの対応しかない。世界観を更新するか、世界観に合わせるように現実の解釈を変えるか。どっちらかに偏り過ぎたら心のバランスも崩れるのかもしれない。 診察はしばしば世界観と世界観がぶつかり合う現場になる。例えば「のどが赤い」。聞けば、「のどがイガイガするので見てみると赤かった」ということで、いつもより赤いの？の問いには「初めて見た」という。粘膜下の血管のせいで赤く見えるんですよ、と正論を言っても納得はしないようだ。咽頭がんや喉頭がん、コロナや溶連菌、ありとあらゆる可能性について尋ねられる。私が育んできたのどの世界観を理解してもらうように「病的な赤さではないし病も無い」と説明し続ければよいのか？相手の世界観に合わせるように「ちょっと赤いね」と言ったほうがよいのか？ 今はやりの&#8221;よりそう&#8221;医療とは「見たい現実」を見せることなのか？それとも、ただただ「現実」を見せればいいのか？どちらかに偏り過ぎれば診療のバランスも崩れるのだろう。 </description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-07-08T09:30:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin178347069254445800" class="cms-content-parts-sin178347069254454300"><p><span style="letter-spacing: 0.1em;">塩野七生氏の「ローマ人の物語」は全15巻で、そのうち２巻を費やしてユリウス・カエサル（英語ではジュリアス・シーザー）を描いている。ユリウス・カエサルは偉人だけあって、ユリウスは英語の７月（ジュライ）の語源となり、カエサルは皇帝を表す言葉となった。医療現場では帝王切開をドイツ語読みのカイザーというのもその名残だ</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">。</span><br /> 「ローマ人の物語」ではユリウス・カエサルの次の言葉が紹介されている。「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」<br /> そこから進むこと約二千年。心理学者のダニエル・カーネマンは「人の意思決定には認知バイアス（認知の偏り）が避けられない」ことを示した。認知バイアスの一つ、自分にとって都合のいい情報ばかりを集めて、不都合な情報を無視してしまう心理的な傾向を確証バイアスという。<br /> さらに近年の認知科学では、その背景を説明する考え方として&#8221;予測処理&#8221;が注目されている。私たちの脳は耳や眼から入ってきた情報をそのまま受け取っているわけではなく、常に先回りして予測し、予測と現実の差を埋めながら世界を理解しているという考えだ。<br />ブログ読者のみなさん、こんちには。ここで脳が予測処理をしている具体例を紹介しよう。<br /> <img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/07/IMG_4806.jpeg" width="320" height="240" alt="" /><br /> おそらく、中央の2つの円は全く同じと種明かししても、どうしても違うように見えてしまうだろう。それは脳が中央の円を周りの円と比較して解釈するからだ。大きいと思うか小さいと思うかは実際のサイズではなく周囲の状況に強く影響される。<br /> 話はちょっとそれて、この錯覚を見ると私は開業したての頃を思い出す。それまでの国産車から中古だけどベンツを購入して十分満足していたが、同じ時期に開業した先生のフェイスブックで「新車のポルシェでドライブしています」なんて記事を見て、途端に自分がちっぽけに思えたのだった。中古のベンツは同じ大きさなのに。アメリカでは義理の兄弟より収入が上だと満足度が高いそうな。<br /> 話を元に戻し、最初の「こんちには」を「こんにちは」と読み替えてスルーしてしまわなかっただろうか？これも、脳が文脈から「こんにちは」のはずだと予測するため、多少のエラーを無視してしまうのだ。<br /> 自分の中で育てた世界観（＝予測）と現実が違っていた場合は二通りの対応しかない。世界観を更新するか、世界観に合わせるように現実の解釈を変えるか。どっちらかに偏り過ぎたら心のバランスも崩れるのかもしれない。<br /> 診察はしばしば世界観と世界観がぶつかり合う現場になる。例えば「のどが赤い」。聞けば、「のどがイガイガするので見てみると赤かった」ということで、いつもより赤いの？の問いには「初めて見た」という。粘膜下の血管のせいで赤く見えるんですよ、と正論を言っても納得はしないようだ。咽頭がんや喉頭がん、コロナや溶連菌、ありとあらゆる可能性について尋ねられる。私が育んできたのどの世界観を理解してもらうように「病的な赤さではないし病も無い」と説明し続ければよいのか？相手の世界観に合わせるように「ちょっと赤いね」と言ったほうがよいのか？<br /> 今はやりの&#8221;よりそう&#8221;医療とは「見たい現実」を見せることなのか？それとも、ただただ「現実」を見せればいいのか？どちらかに偏り過ぎれば診療のバランスも崩れるのだろう。</p> <div></div></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/06/90002/">
<title>狂気の採点表</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/06/90002/</link>
<description>八つ墓村に住む子供たちが泣きぐずるようなときに、&#8221;要蔵が来るぞ&#8221;とおどすとピタリと泣き止むという。（原作より） いや、住んでなくても、1977年の映画「八つ墓村」を見た子供たちだって同じようにピタリと泣き止んだろう。私もそんな&#8221;要蔵チルドレン&#8221;であり、しばらく実家の仏壇には怖くて近づけなかった。 私は好きな横溝作品、「悪魔の手毬唄」、「犬神家の一族」を過去に書いてきた。そして、今回は満を持しての「八つ墓村」である。ちょうどこの秋に新しい「八つ墓村」が公開されるので、古典を学んでおくのもよいだろう。このブログの読者なら、病院のブログなのに何故？という野暮は無しだ。 「八つ墓村」のコアは三つの事件から成る。一つは戦国時代に8人の落ち武者を村民が惨殺したこと。二つ目は落ち武者惨殺の首謀者の末裔、多治見要蔵の村民32人殺し。三つ目は物語の中で起こる現在進行形の連続殺人。この先どんな八つ墓村が現れようが、この三つの事件を押さえておけば大丈夫。 「悪魔の手毬唄」が&#8221;情&#8221;、「犬神家の一族」が&#8221;愛&#8221;、なら「八つ墓村」は&#8221;怨&#8221;である。怨念色を強め、映画を見ている人に恐怖を伝えるには二つ目、要蔵の32人殺しをどう描くかが肝になる。 原作での要蔵の描写を引用しよう。 「こうしてついに要蔵の狂気は爆発したのである。それは春のおそい山村では、まだコタツのいる4月下旬のある夜の事だった。（中略）その男は詰襟の洋服を着て足に脚絆をまきわらじを履いて、白鉢巻をしていた。そしてその鉢巻きには点けっぱなしにした棒型の懐中電灯二本、角のように結び付け、胸にはこれまた点けっぱなしにしたナショナルの懐中電燈をまるで丑の刻参りの鏡のようにぶら下げ、洋服の上から締めた兵児帯には、日本刀をぶち込み、片手に猟銃をかかえていたーこれが要蔵だった」 This is it！この格調高き名文を各々の作品がどう表現したかを私は深く考えてみた。まるで、フィギアスケートの審判のように採点してみよう。 滑走順1番は中村敦夫。1978年ドラマから 舞台は夏祭りの日。敦夫の要蔵は「ぐっへへ」と奇声を発し右に持った刀を振りまわしながら走る。狂気とは奇声と異常な動きで表現されると考えたのだろうか？いや、そうではないだろう。また、刀を振りまわしながら走る男は遅く、重心もブレるので、32人はやれない。渋い点をつけようと思っていたら、夏祭りのやぐらの上から猟銃を乱射し始めた。高いところから人を狙う方式は2017年ラスベガスのホテルで実際にあった事件を彷彿とさせる。まさか、この要蔵を参考にした...んなわけはないが、うまい演出だと思った。しかし、狂気への解釈が足りないということで減点した。パーソナルベストは要蔵より紋次郎。 滑走順２番は音尾琢真。2019年NHKのドラマから 誰？とつぶやいてしまった。というもの要蔵はセリフこそ少ないが、象徴的なシーンを演じなければならないので、歴代の要蔵は名の知れている俳優が演じている。インタビューでは「表情をとにかく淡々とやってました」と言っているので、&#8221;狂気を演ずるのに狂った言動は必ずしも必要ない&#8221;と言う意見は私と一致した。演技構成点はそれなりに評価しよう。 しかし！NHKは重大な間違いを犯した。要蔵のシーンを昼に撮影しているのである。要蔵の代名詞、原作にもある2本の懐中電灯、それを鉢巻きに差して鬼の角のように見えるから、当時の子供たちは恐怖におののいたのだ。この懐中電灯を生かすには夜に走らせてなんぼだろう。昼に走る要蔵は技術点を大きく減点しなければならない。 滑走順3番は岸部一徳。1996年市川崑監督の映画から 元々無表情な顔の造作が奏功してか、得体のしれない感は伝わってくる。当時49歳の岸部氏はなんだか重くペタペタ走るので、村人の大半はこの要蔵から逃げきれるのではないか、と思ってしまった。要蔵の狂気は、愛する妾（つる子）との赤子が自分の子でないかもという疑心暗鬼＆村人が自分をバカにしているという被害妄想が爆発したものなのに、シーンの最後に「つる子を返せー」と叫んでいる。大量殺人を決心した者は無口になると私は思う。この演出をしたのは誰だ？しかしこの演出を認めたということで、市川崑監督の衰えを見た。 最終滑走は山崎努。ご存じ（？）1977年野村芳太郎監督の映画から この要蔵には迷いが一切ない。要蔵は「今夜、村人を根絶やしにしてやる！」気持ちで走ったと思う。結果32人になっただけで。そんな男が満開の宵桜をバックに疾走する姿は美しい。日本映画界屈指の名シーンだ。アーティスティックポイントは満点。そして右手の日本刀を斜め下にし、左手で猟銃をしっかり押さえているから重心が低く体幹のブレが少ないので、とにかく速い。もし八つ墓村に住んでいたら、逃げきれない！やられる。と言う恐怖が湧いてくる。このブログを書くために、DVDとYoutubeでいろんな要蔵を見まくったが、やはり！この要蔵が一番怖かった。 さて、この秋公開の新しい「八つ墓村」では要蔵はどう走るのか？予告映像を見る限り、監督は狂気と美は相性がいいことをわかっており期待できる。ただ両手に日本刀なのと、太ももが上がってウサイン・ボルトのような走りになっていることが気がかりでしょうがない。</description>
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<dc:date>2026-06-25T05:50:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin178226615804914500" class="cms-content-parts-sin178226615804921700"><p><span style="letter-spacing: 0.1em;">八つ墓村に住む子供たちが泣きぐずるようなときに、&#8221;要蔵が来るぞ&#8221;とおどすとピタリと泣き止むという。（原作より）</span><br /> いや、住んでなくても、1977年の映画「八つ墓村」を見た子供たちだって同じようにピタリと泣き止んだろう。私もそんな&#8221;要蔵チルドレン&#8221;であり、しばらく実家の仏壇には怖くて近づけなかった。<br /> 私は好きな横溝作品、「<a href="https://www.tsurita.com/news/2023/09/89913/">悪魔の手毬唄</a>」、「<a href="https://www.tsurita.com/news/2023/05/89900/">犬神家の一族</a>」を過去に書いてきた。そして、今回は満を持しての「八つ墓村」である。ちょうどこの秋に新しい「八つ墓村」が公開されるので、古典を学んでおくのもよいだろう。このブログの読者なら、病院のブログなのに何故？という野暮は無しだ。<br /> 「八つ墓村」のコアは三つの事件から成る。一つは戦国時代に8人の落ち武者を村民が惨殺したこと。二つ目は落ち武者惨殺の首謀者の末裔、多治見要蔵の村民32人殺し。三つ目は物語の中で起こる現在進行形の連続殺人。この先どんな八つ墓村が現れようが、この三つの事件を押さえておけば大丈夫。<br /> 「悪魔の手毬唄」が&#8221;情&#8221;、「犬神家の一族」が&#8221;愛&#8221;、なら「八つ墓村」は&#8221;怨&#8221;である。怨念色を強め、映画を見ている人に恐怖を伝えるには二つ目、要蔵の32人殺しをどう描くかが肝になる。<br /> 原作での要蔵の描写を引用しよう。<br /> 「こうしてついに要蔵の狂気は爆発したのである。それは春のおそい山村では、まだコタツのいる4月下旬のある夜の事だった。（中略）その男は詰襟の洋服を着て足に脚絆をまきわらじを履いて、白鉢巻をしていた。そしてその鉢巻きには点けっぱなしにした棒型の懐中電灯二本、角のように結び付け、胸にはこれまた点けっぱなしにしたナショナルの懐中電燈をまるで丑の刻参りの鏡のようにぶら下げ、洋服の上から締めた兵児帯には、日本刀をぶち込み、片手に猟銃をかかえていたーこれが要蔵だった」<br /> This is it！この格調高き名文を各々の作品がどう表現したかを私は深く考えてみた。まるで、フィギアスケートの審判のように採点してみよう。<br /> 滑走順1番は中村敦夫。1978年ドラマから<br /> 舞台は夏祭りの日。敦夫の要蔵は「ぐっへへ」と奇声を発し右に持った刀を振りまわしながら走る。狂気とは奇声と異常な動きで表現されると考えたのだろうか？いや、そうではないだろう。また、刀を振りまわしながら走る男は遅く、重心もブレるので、32人はやれない。渋い点をつけようと思っていたら、夏祭りのやぐらの上から猟銃を乱射し始めた。高いところから人を狙う方式は2017年ラスベガスのホテルで実際にあった事件を彷彿とさせる。まさか、この要蔵を参考にした...んなわけはないが、うまい演出だと思った。しかし、狂気への解釈が足りないということで減点した。パーソナルベストは要蔵より紋次郎。<br /> 滑走順２番は音尾琢真。2019年NHKのドラマから<br /> 誰？とつぶやいてしまった。というもの要蔵はセリフこそ少ないが、象徴的なシーンを演じなければならないので、歴代の要蔵は名の知れている俳優が演じている。インタビューでは「表情をとにかく淡々とやってました」と言っているので、&#8221;狂気を演ずるのに狂った言動は必ずしも必要ない&#8221;と言う意見は私と一致した。演技構成点はそれなりに評価しよう。<br /> しかし！NHKは重大な間違いを犯した。要蔵のシーンを昼に撮影しているのである。要蔵の代名詞、原作にもある2本の懐中電灯、それを鉢巻きに差して鬼の角のように見えるから、当時の子供たちは恐怖におののいたのだ。この懐中電灯を生かすには夜に走らせてなんぼだろう。昼に走る要蔵は技術点を大きく減点しなければならない。<br /> 滑走順3番は岸部一徳。1996年市川崑監督の映画から<br /> 元々無表情な顔の造作が奏功してか、得体のしれない感は伝わってくる。当時49歳の岸部氏はなんだか重くペタペタ走るので、村人の大半はこの要蔵から逃げきれるのではないか、と思ってしまった。要蔵の狂気は、愛する妾（つる子）との赤子が自分の子でないかもという疑心暗鬼＆村人が自分をバカにしているという被害妄想が爆発したものなのに、シーンの最後に「つる子を返せー」と叫んでいる。大量殺人を決心した者は無口になると私は思う。この演出をしたのは誰だ？しかしこの演出を認めたということで、市川崑監督の衰えを見た。<br /> 最終滑走は山崎努。ご存じ（？）1977年野村芳太郎監督の映画から<br /> この要蔵には迷いが一切ない。要蔵は「今夜、村人を根絶やしにしてやる！」気持ちで走ったと思う。結果32人になっただけで。そんな男が満開の宵桜をバックに疾走する姿は美しい。日本映画界屈指の名シーンだ。アーティスティックポイントは満点。そして右手の日本刀を斜め下にし、左手で猟銃をしっかり押さえているから重心が低く体幹のブレが少ないので、とにかく速い。もし八つ墓村に住んでいたら、逃げきれない！やられる。と言う恐怖が湧いてくる。このブログを書くために、DVDとYoutubeでいろんな要蔵を見まくったが、やはり！この要蔵が一番怖かった。<br /> さて、この秋公開の新しい「八つ墓村」では要蔵はどう走るのか？予告映像を見る限り、監督は狂気と美は相性がいいことをわかっており期待できる。ただ両手に日本刀なのと、太ももが上がってウサイン・ボルトのような走りになっていることが気がかりでしょうがない。</p></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/06/90001/">
<title>嚥と燕</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/06/90001/</link>
<description>
ちくわを二つ前後にくっつけてみる。でもこれではボリューム不足なので周りをひき肉で固めてからオーブンで200℃40分で焼いてみた。
次に後ろのちくわだけにスープを注ごうと考えてみて欲しい。前のちくわに入らないように蓋（ふた）をするだろう。もっと確実にスープが一滴も前のちくわに入らないようにするには、前のちくわを少し上げて、ちくわ同士の面をずらして蓋（ふた）をする方が効果的だ。
少々強引だが、この写真を首の断面図とする。前のちくわが気管、後ろのちくわが食道にあたる。前のちくわが押し上げられ蓋（ふた）がされ、後ろのちくわに食べ物が入ることを嚥下という。書けば簡単だが、この嚥下には5つの脳神経と、20以上の筋肉の連動が必要となる。
受精卵が人になる時、まず丸まってチューブを作る。最初に出来るのが食べ物用の口から腸で、次にできるのが空気用の気管。隣り合ってしまったために、誤嚥しないよう多くの神経と筋肉を動員する複雑な動きと防御機能が与えられた。
生まれてからはずっと完璧なタイミングで食べものと空気を分けている。たまに、食べながらしゃべっている、両方のちくわを開けているような時にむせてしまう。むせたときにでる咳が、防御機能である。あってはいけないものを身体から排出させるために、鼻にはくしゃみ、胃腸には嘔吐があり、気管には咳がある。そして、複雑な動きと、防御機能を失った時に、誤嚥性肺炎になる。
高齢者の誤嚥性肺炎はいかに人の身体が衰えているかという証明なのかもしれない。加齢とそれに伴う病気のために誤嚥性肺炎を繰り返している人に、もう少し長く生きて欲しいと願っても、生命を引き延ばすことは難しい。
嚥下の&#8221;嚥&#8221;という漢字は口へんに燕（ツバメ）だ。ツバメのヒナは必死に首を伸ばして大きな口を開けて親から餌をもらう。その姿に口を使ってのみ込むことを古の人は見た。その目の確かさに、私はこの時期のツバメの子育てを見ながら感服する。そんなふうに昔から人のそばにはツバメがいたから、落ちたツバメを拾って育てることも、途中で亡くしたこともあったろう。
5年前、昨年に続き、ツバメ救護所のような我が家は、今年は毛も生えていないぐったりしたヒナを拾った。最初の危機を越え、スタッフから餌をもらえるほど元気になって、次は巣立ちと夢見ていたけど、急に何を与えても食べず、強制的に口を開けようとしても拒んだ。嚥下の由来の燕（ツバメ）がのみ込まないなんて。無理やり餌をやることもできたが、彼（彼女？）の残り少ない生きている時間を、そんなことに費やしたくなくて、クチバシに水滴をつけるくらいで見守っていた。結局2週間生きて空に還った。
この喪失感を癒す漢字を誰か教えてくれないか。

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<dc:date>2026-06-15T19:40:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin178152110535021800" class="cms-content-parts-sin178152110535030400">
<p><span style="letter-spacing: 0.1em;">ちくわを二つ前後にくっつけてみる。でもこれではボリューム不足なので周りをひき肉で固めてからオーブンで200℃40分で焼いてみた。</span><img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/06/IMG_4801.jpeg" width="640" height="480" alt="" style="letter-spacing: 1.6px;" /><span style="letter-spacing: 0.1em;"><br />
</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">次に後ろのちくわだけにスープを注ごうと考えてみて欲しい。前のちくわに入らないように蓋（ふた）をするだろう。</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">もっと確実にスープが一滴も前のちくわに入らないようにするには、前のちくわを少し上げて、ちくわ同士の面をずらして蓋（ふた）をする方が効果的だ。<br />
</span>少々強引だが、この写真を首の断面図とする。前のちくわが気管、後ろのちくわが食道にあたる。前のちくわが押し上げられ蓋（ふた）がされ、後ろのちくわに食べ物が入ることを嚥下という。書けば簡単だが、この嚥下には5つの脳神経と、20以上の筋肉の連動が必要となる。<br />
受精卵が人になる時、まず丸まってチューブを作る。最初に出来るのが食べ物用の口から腸で、次にできるのが空気用の気管。隣り合ってしまったために、誤嚥しないよう多くの神経と筋肉を動員する複雑な動きと防御機能が与えられた。<br />
生まれてからはずっと完璧なタイミングで食べものと空気を分けている。たまに、食べながらしゃべっている、両方のちくわを開けているような時にむせてしまう。むせたときにでる咳が、防御機能である。あってはいけないものを身体から排出させるために、鼻にはくしゃみ、胃腸には嘔吐があり、気管には咳がある。そして、複雑な動きと、防御機能を失った時に、誤嚥性肺炎になる。<br />
高齢者の誤嚥性肺炎はいかに人の身体が衰えているかという証明なのかもしれない。加齢とそれに伴う病気のために誤嚥性肺炎を繰り返している人に、もう少し長く生きて欲しいと願っても、生命を引き延ばすことは難しい。<br />
嚥下の&#8221;嚥&#8221;という漢字は口へんに燕（ツバメ）だ。ツバメのヒナは必死に首を伸ばして大きな口を開けて親から餌をもらう。その姿に口を使ってのみ込むことを古の人は見た。その目の確かさに、私はこの時期のツバメの子育てを見ながら感服する。そんなふうに昔から人のそばにはツバメがいたから、落ちたツバメを拾って育てることも、途中で亡くしたこともあったろう。<br />
5年前、昨年に続き、ツバメ救護所のような我が家は、今年は毛も生えていないぐったりしたヒナを拾った。最初の危機を越え、スタッフから餌をもらえるほど元気になって、次は巣立ちと夢見ていたけど、急に何を与えても食べず、強制的に口を開けようとしても拒んだ。嚥下の由来の燕（ツバメ）がのみ込まないなんて。無理やり餌をやることもできたが、彼（彼女？）の残り少ない生きている時間を、そんなことに費やしたくなくて、クチバシに水滴をつけるくらいで見守っていた。結局2週間生きて空に還った。<br />
この喪失感を癒す漢字を誰か教えてくれないか。</p>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/06/90000/">
<title>粘液は語る</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/06/90000/</link>
<description>もしかしたら、どの液体を許容できるかで好きなホラー映画が決まるのかもしれない。 唾液なら「エイリアン」を楽しめるだろう。彼らの唾液は鋼鉄をも溶かしてしまう。もっと粘液のしずる感に耐えられるのなら「ザ・フライ」が良いだろう。けれど、このブログを書くために夕飯食べながら「ザ・フライ」を見返したら、罰ゲームみたいに辛かった。しかしラストはいつも心が揺さぶられる。 血液が好きなら「八つ墓村（77&#039;）」はいかがか？山崎努演じる要蔵が繰り広げるスプラッターは、当時小学生の私を恐怖のどん底に突き落としました。 しかし世の多くはホラー映画を好まない。つまり大抵の人は体から出る液体を嫌う。医療従事者とて許容できる液体は様々だ。私たちの体は大雑把に言えば筒のような構造になっていて、外側を皮膚、内側を粘膜が覆っている。皮膚は皮膚科の先生に任せて、自分が担当している組織に粘膜が含まれていたなら、その粘液を受け入れることが何科に進むかを決めたのだ。消化器外科医は口や腸から出る粘液にひるまない。そう思うと精神科に進んだ同級生はどの粘液も苦手だったのだろう。かく言う私は気道の粘液を受け入れた。&#160; 消化器も、呼吸器も経験のあるうちの看護師さんは痰が一番苦手だったそうだ。まあ、割と気道の粘液＝痰は人気がない。気道の粘液は常に潤い、外から体の中に入り込もうとする異物や侵入者をトラップして痰として出すことで私たちの健康を守っている。特にインフルエンザやコロナウイルスは鼻やのどの粘膜だ大好きだ。 私は子供の頃、病気によって痰の風味が違うことに気がついた。鼻からのどに流れる痰と、のどの奥から出てくる痰では味が違う。特にのどの奥からのはポテトチップスコンソメパンチの味がした。本能的にこの体験を誰にでも話していい内容ではない、と理解していたので、大学に入るまで待っていた。しかし、同級生に話しても誰も同意してはくれなかった。奇跡は、今年の春に起こった。「痰の味がコンソメパンチ」という患者さんが来たのだ。数十年分の謎を共有する私とあなた、おそらく遺伝子が似ているのだろう。移植の時には、きっとお互い良いドナーになれる。時間が許すなら、私は診察道具を脇に置き、白衣すら脱いでその患者さんをきつく抱きしめたかった。 さあ、鼻の穴からの粘膜と粘液が織りなす世界に入ろう。鼻毛の森を抜けると、皮膚から粘膜へのグラデーション、まるで虹の様だ。ここを自分の指で傷つけると、蓄膿でもないのに、臭い匂いにまとわりつかれる。虹を壊した罰だ。さらに中に進もう。鼻の粘膜やのどの粘膜が見える場所で、私は粘膜の声を聴く。粘液は粘膜が放つ言語だ。耳鼻科の専門医になるということは、その言語を翻訳する、つまり上気道のイタコになるということだ。あぁ、私はもっと粘膜の言葉を知りたい。 </description>
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<dc:date>2026-06-07T07:00:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin178078330641110500" class="cms-content-parts-sin178078330641118600"><div>もしかしたら、どの液体を許容できるかで好きなホラー映画が決まるのかもしれない。</div> <div>唾液なら「エイリアン」を楽しめるだろう。彼らの唾液は鋼鉄をも溶かしてしまう。もっと粘液のしずる感に耐えられるのなら「ザ・フライ」が良いだろう。けれど、このブログを書くために夕飯食べながら「ザ・フライ」を見返したら、罰ゲームみたいに辛かった。しかしラストはいつも心が揺さぶられる。</div> <div>血液が好きなら「八つ墓村（77'）」はいかがか？山崎努演じる要蔵が繰り広げるスプラッターは、当時小学生の私を恐怖のどん底に突き落としました。</div> <p><span style="letter-spacing: 0.1em;">しかし世の多くはホラー映画を好まない。つまり大抵の人は体から出る液体を嫌う。医療従事者とて許容できる液体は様々だ。私たちの体は大雑把に言えば筒のような構造になっていて、外側を皮膚、内側を粘膜が覆っている。皮膚は皮膚科の先生に任せて、自分が担当している組織に粘膜が含まれていたなら、その粘液を受け入れることが何科に進むかを決めたのだ。消化器外科医は口や腸から出る粘液にひるまない。そう思うと精神科に進んだ同級生はどの粘液も苦手だったのだろう。かく言う私は気道の粘液を受け入れた。</span>&#160;<br /> 消化器も、呼吸器も経験のあるうちの看護師さんは痰が一番苦手だったそうだ。まあ、割と気道の粘液＝痰は人気がない。気道の粘液は常に潤い、外から体の中に入り込もうとする異物や侵入者をトラップして痰として出すことで私たちの健康を守っている。特にインフルエンザやコロナウイルスは鼻やのどの粘膜だ大好きだ。<br /> 私は子供の頃、病気によって痰の風味が違うことに気がついた。鼻からのどに流れる痰と、のどの奥から出てくる痰では味が違う。特にのどの奥からのはポテトチップスコンソメパンチの味がした。本能的にこの体験を誰にでも話していい内容ではない、と理解していたので、大学に入るまで待っていた。しかし、同級生に話しても誰も同意してはくれなかった。奇跡は、今年の春に起こった。「痰の味がコンソメパンチ」という患者さんが来たのだ。<span style="letter-spacing: 1.6px;">数十年分の謎を共有する私とあなた、おそらく遺伝子が似ているのだろう。移植の時には、きっと</span><span style="letter-spacing: 1.6px;">お互い良いドナーになれる</span><span style="letter-spacing: 1.6px;">。時間が許すなら、</span><span style="letter-spacing: 0.1em;">私は診察道具を脇に置き、白衣すら脱いでその患者さんをきつく抱きしめたかった。<br /> さあ、鼻の穴からの粘膜と粘液が織りなす世界に入ろう。鼻毛の森を抜けると、皮膚から粘膜へのグラデーション、まるで虹の様だ。ここを自分の指で傷つけると、蓄膿でもないのに、臭い匂いにまとわりつかれる。虹を壊した罰だ。さらに中に進もう。鼻の粘膜やのどの粘膜が見える場所で、私は粘膜の声を聴く。粘液は粘膜が放つ言語だ。耳鼻科の専門医になるということは、その言語を翻訳する、つまり上気道のイタコになるということだ。あぁ、私はもっと粘膜の言葉を知りたい。<br type="_moz" /> </span></p></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/05/89999/">
<title>そして霊長類</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/05/89999/</link>
<description>
&#160;ハクビシンは最初に仕掛けた罠に２匹が捕まり、それっきりだった。後悔ができるホ乳類はパターンを学習できる。仕掛けが同じリンゴだったから、群れの仲間は捕まったパターンを学習したのだろう。
数億年かけて魚類からハ虫類までにやったのは身体を大きくしたことで、ティラノサウルスは12mの肉食恐竜だ。対するホ乳類は脳を大きくしていった。6千万年前のホ乳類に比べ、霊長類のチンパンジーは1000倍脳が大きい。
ロビン･ダンバーは霊長類は社会集団が大きければ、脳も大きくなっていることを発見した。その方程式に当てはめると私たち人間は150人になるという。これをダンバー数といい、安定的な社会関係を維持できる上限の人数と考えられている。
しかしこれは霊長類にしか当てはまらない。ヌーの集団は数万と大きいが、単独行動するヘラジカと脳の大きさは大して変わらない。野生動物のドキュメンタリーでヌーの大移動は割とつまらない。それはヌーには政治がないからだと思っている。
母親はホ乳類の霊長類に属する。以前のブログ（「推しの死」）で紹介した彼女の政治について抜粋しよう。訪問してくる友人達に対して母親は千疋屋の桃、富山では有名なブランデーケーキ、源吉兆庵のゼリーという3枚のカードがあった。
私「熟してきたし、そろそろ桃出す？」
母「彼女はブランデーケーキの方が喜ぶと思う」
私「源吉兆庵は？」
母「ん？それはね、その価値がわかる人を考えてからな～」
友人たちが何を好むか、何を知って何を知らないかについて母親は考えを持っていた。この相手の意図や知識を推測することを&#8221;心の理論&#8221;という。
心の理論を使って霊長類は社会的階層の安定を得ているので、脳の大きさと集団の大きさが相関するのだ。心の理論を測るテストとして有名なものに「アンとサリー課題」がある。

（アンとサリー課題）
この問題に参加した者は、自分とサリーは違う知識を持っていることを理解している必要がある。（正解はカゴ）
チンパンジーはこの手の課題を難なく解く。意外なことに共感力がある犬の正解率は50%くらいだそうだ。これは飼い主の意図を読んで共感するというより、犬には主人の感情がうつるのではないだろうか？犬が見せる打算のない共感を愛する人間は多い。
霊長類独自の神経構造は、「相手の立場にいる自分を想像（シミュレーション）することで相手を理解する」という働きをする。政治をする霊長類は他者を知る必要があり、まずそれには「汝自身を知る」ことが大事なのだ。自分のことを考えることと、他人を考えることは脳のなかでは同じ過程なのだから。
生涯の友人（或いは伴侶）とは、まだ自分が未熟な時に出会う。一生を分かち合える関係になるには、お互いの成長を必要とする、と言うことなのだろうか。確かに年をとってから友人を作るのは難しい。
この霊長類独自の脳を損傷した人は他人の感情を認識するのが苦手になり、共感するのに苦労し、冗談と本当を見分けることができなく、誰かを傷つける発言を平気でしてしまう。他の霊長類だってアンとサリーのような課題が解けなくなる。
霊長類の母親は友人達に自分を理解してもらうため愚痴を言い、共感や慰めを得ていた。夜中の騒音に疲弊した心には必要だったろう。さらに空き家問題として市役所、不動産屋、実際問題として駆除業者、大工さんたちと連絡をとり多方面からハクビシン包囲網を築き駆逐していった。霊長類の政治力がホ乳類に勝利したのだった。

</description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-05-26T21:35:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177979920099754800" class="cms-content-parts-sin177979920099761900">
<p>&#160;<span style="letter-spacing: 0.1em;">ハクビシンは最初に仕掛けた罠に２匹が捕まり、それっきりだった。後悔ができるホ乳類はパターンを学習できる。仕掛けが同じリンゴだったから、群れの仲間は捕まったパターンを学習したのだろう。</span><br />
数億年かけて魚類からハ虫類までにやったのは身体を大きくしたことで、ティラノサウルスは12mの肉食恐竜だ。対するホ乳類は脳を大きくしていった。<span style="letter-spacing: 0.1em;">6千万年前のホ乳類に比べ、霊長類のチンパンジーは1000倍脳が大きい。</span><br />
ロビン･ダンバーは霊長類は社会集団が大きければ、脳も大きくなっていることを発見した。その方程式に当てはめると私たち人間は150人になるという。これをダンバー数といい、安定的な社会関係を維持できる上限の人数と考えられている。<br />
しかしこれは霊長類にしか当てはまらない。ヌーの集団は数万と大きいが、単独行動するヘラジカと脳の大きさは大して変わらない。野生動物のドキュメンタリーでヌーの大移動は割とつまらない。それはヌーには政治がないからだと思っている。<br />
<span style="letter-spacing: 1.6px;">母親はホ乳類の霊長類に属する。</span>以前のブログ（<a href="https://www.tsurita.com/news/2025/09/89978/">「推しの死」</a>）で紹介した彼女の政治について抜粋しよう。訪問してくる友人達に対して母親は千疋屋の桃、富山では有名なブランデーケーキ、源吉兆庵のゼリーという3枚のカードがあった。<br />
私「熟してきたし、そろそろ桃出す？」<br />
母「彼女はブランデーケーキの方が喜ぶと思う」<br />
私「源吉兆庵は？」<br />
母「ん？それはね、その価値がわかる人を考えてからな～」<br />
友人たちが何を好むか、何を知って何を知らないかについて母親は考えを持っていた。この相手の意図や知識を推測することを&#8221;心の理論&#8221;という。<br />
心の理論を使って霊長類は社会的階層の安定を得ているので、脳の大きさと集団の大きさが相関するのだ。心の理論を測るテストとして有名なものに「アンとサリー課題」がある。<br />
<img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/05/IMG_4773.jpeg" width="240" height="320" alt="" /><br />
（アンとサリー課題）<br />
この問題に参加した者は、自分とサリーは違う知識を持っていることを理解している必要がある。（正解はカゴ）<br />
チンパンジーはこの手の課題を難なく解く。意外なことに共感力がある犬の正解率は50%くらいだそうだ。これは飼い主の意図を読んで共感するというより、犬には主人の感情がうつるのではないだろうか？犬が見せる打算のない共感を愛する人間は多い。<br />
霊長類独自の神経構造は、「相手の立場にいる自分を想像（シミュレーション）することで相手を理解する」という働きをする。政治をする霊長類は他者を知る必要があり、まずそれには「汝自身を知る」ことが大事なのだ。自分のことを考えることと、他人を考えることは脳のなかでは同じ過程なのだから。<br />
生涯の友人（或いは伴侶）とは、まだ自分が未熟な時に出会う。一生を分かち合える関係になるには、お互いの成長を必要とする、と言うことなのだろうか。確かに年をとってから友人を作るのは難しい。<br />
この霊長類独自の脳を損傷した人は他人の感情を認識するのが苦手になり、共感するのに苦労し、冗談と本当を見分けることができなく、誰かを傷つける発言を平気でしてしまう。他の霊長類だってアンとサリーのような課題が解けなくなる。<br />
霊長類の母親は友人達に自分を理解してもらうため愚痴を言い、共感や慰めを得ていた。夜中の騒音に疲弊した心には必要だったろう。さらに空き家問題として市役所、不動産屋、実際問題として駆除業者、大工さんたちと連絡をとり多方面からハクビシン包囲網を築き駆逐していった。霊長類の政治力がホ乳類に勝利したのだった。</p>
<div></div>
</div>
]]></content:encoded>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/05/89998/">
<title>知能の進化</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/05/89998/</link>
<description>この人工知能・AIの時代にあって、線虫の知能を書いた前回のブログを&#8221;時代遅れ&#8221;と評価される方も多いだろう。 今から30年前のAI界隈も&#8221;知能とは人間だけが操れる言語、知性、問題解決能力だ！&#8221;派は、知能の進化からAIを開発しようとするやり方を批判していた。「ミミズと人間は違う」と。 だがこの線虫レベルの知能を応用したロボットは世界中で爆発的に売れた。その名も&#8221;ルンバ&#8221;である。ルンバはランダムに動き、障害物にぶつかるとそれから遠ざかるように向きを変え、バッテリーが少なくなると充電ステーションに向かう。線虫の感情が長く持続するところなんか、汚れているところを重点的に掃除する&#8221;汚れ検出機能&#8221;にそっくりだ！ 生物の成功は複製された遺伝子の数、つまり子孫の数と言われる。ルンバは全世界で累計5000万台も売れたのでロボット界のビックダディ、大成功と言ってもいいかもしれない。 しかしルンバも知能が一歩進み学習となると弱みを見せる。私が進入禁止エリアをバーチャルウォールで設定し忘れるとスイスイ入って段差にひっくり返っていた。忘れる私が学習していないともいえるが。 線虫から5000万年進んで5億年くらいになると脊椎動物が誕生した。水槽に迷路を作ると魚は透明な壁に何度も当たりながら正しい穴を見つけられる。なんなら網に引っかからないように小さな脱出口を泳ぐことだってできる。段差でひっくり返るルンバよりは洗練されている知能を持つ。 魚に迷路を解かせたのは、「人間が他の生物たちと進化と言う線で繋がっているならば、学習のメカニズムにだって共通の原理があり、それを知ることで子供たちに新しいことを教える一番良い方法になるのではないか」と考えたからで、結局&#8221;試行錯誤・TRY and ERROR&#8221;がその答えだった。試行錯誤し、うまくいったことを強化し、うまくいかなかったことを捨てることで学習する。子供には試行錯誤を促すことの方が、手取り足取りより学習になるということだ、進化的には。 さて脊椎動物のトリ、ホ乳類に話を移そう。母親と戦うハクビシンはホ乳類のジャコウネコ科だ。 ホ乳類は体温を保つことができる恒温動物であり、温かいと神経細胞が活発に働きやすいので脳が魚類やハ虫類より大きくなった。大きくなった脳がしていることは想像する＝シミュレーションだ。他の脊椎動物が実際の行動を試行錯誤して学習するに対して、ホ乳類はシミュレーションした行動から学習できるようになった。ホ乳類以外でシミュレーションできるのは鳥類で、ツバメを手に抱いたことがあるのでわかるが、彼らはとても温かい。 ただ想像＝シミュレーションできるということは叶わなかった現実を受け入れることで、ここで&#8221;後悔&#8221;が誕生した。人間の苦しみの原因は執着すること、と仏教は説く。過去に執着する後悔は、ホ乳類が誕生した2.5億年前に組み込まれてしまったのだった。お釈迦様はご存じだったのだろうか？ &#160;駆除業者が設置した罠にかかったハクビシン。この時期にはごちそうのリンゴに釣られてしまった。心なしか後悔しているように見えた。</description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-05-14T20:35:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177875866998754900" class="cms-content-parts-sin177875866998762700"><div>この人工知能・AIの時代にあって、線虫の知能を書いた前回のブログを&#8221;時代遅れ&#8221;と評価される方も多いだろう。</div> <div>今から30年前のAI界隈も&#8221;知能とは人間だけが操れる言語、知性、問題解決能力だ！&#8221;派は、知能の進化からAIを開発しようとするやり方を批判していた。「ミミズと人間は違う」と。</div> <div>だがこの線虫レベルの知能を応用したロボットは世界中で爆発的に売れた。その名も&#8221;ルンバ&#8221;である。ルンバはランダムに動き、障害物にぶつかるとそれから遠ざかるように向きを変え、バッテリーが少なくなると充電ステーションに向かう。線虫の感情が長く持続するところなんか、汚れているところを重点的に掃除する&#8221;汚れ検出機能&#8221;にそっくりだ！</div> <div>生物の成功は複製された遺伝子の数、つまり子孫の数と言われる。ルンバは全世界で累計5000万台も売れたのでロボット界のビックダディ、大成功と言ってもいいかもしれない。</div> <div>しかしルンバも知能が一歩進み学習となると弱みを見せる。私が進入禁止エリアをバーチャルウォールで設定し忘れるとスイスイ入って段差にひっくり返っていた。忘れる私が学習していないともいえるが。</div> <div>線虫から5000万年進んで5億年くらいになると脊椎動物が誕生した。水槽に迷路を作ると魚は透明な壁に何度も当たりながら正しい穴を見つけられる。なんなら網に引っかからないように小さな脱出口を泳ぐことだってできる。段差でひっくり返るルンバよりは洗練されている知能を持つ。</div> <div>魚に迷路を解かせたのは、「人間が他の生物たちと進化と言う線で繋がっているならば、学習のメカニズムにだって共通の原理があり、それを知ることで子供たちに新しいことを教える一番良い方法になるのではないか」と考えたからで、結局&#8221;試行錯誤・TRY and ERROR&#8221;がその答えだった。試行錯誤し、うまくいったことを強化し、うまくいかなかったことを捨てることで学習する。子供には試行錯誤を促すことの方が、手取り足取りより学習になるということだ、進化的には。</div> <div>さて脊椎動物のトリ、ホ乳類に話を移そう。母親と戦うハクビシンはホ乳類のジャコウネコ科だ。</div> <div>ホ乳類は体温を保つことができる恒温動物であり、温かいと神経細胞が活発に働きやすいので脳が魚類やハ虫類より大きくなった。大きくなった脳がしていることは想像する＝シミュレーションだ。他の脊椎動物が実際の行動を試行錯誤して学習するに対して、ホ乳類はシミュレーションした行動から学習できるようになった。ホ乳類以外でシミュレーションできるのは鳥類で、ツバメを手に抱いたことがあるのでわかるが、彼らはとても温かい。</div> <div>ただ想像＝シミュレーションできるということは叶わなかった現実を受け入れることで、ここで&#8221;後悔&#8221;が誕生した。人間の苦しみの原因は執着すること、と仏教は説く。過去に執着する後悔は、ホ乳類が誕生した2.5億年前に組み込まれてしまったのだった。お釈迦様はご存じだったのだろうか？</div> <div></div> <p>&#160;<img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/05/hakubi.jpg" width="478" height="365" alt="" /><br />駆除業者が設置した罠にかかったハクビシン。<br />この時期にはごちそうのリンゴに釣られてしまった。心なしか後悔しているように見えた。</p></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/05/89997/">
<title>知能の誕生</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/05/89997/</link>
<description>実家に住む母親はこの2か月間、天井裏をハクビシンが夜な夜な動き回るのせいですっかり睡眠不足になっていた。 古い雪国の家屋にはありがちな隣の家との壁の隙間が非常に狭い構造で、おまけに隣は数十年空き家、当然壁の手入れなどされていなく、朽ちた場所からハクビシンはフリーパスで入ってくる。両隣が空き家の中で、天井裏が暖かい実家はちょうど子育てを始めようとする彼らにとってはビバリーヒルズのような所なのだ。 前回のブログで知能とは「生物が環境の中で生存と繁栄のためにどれだけ最適に答えられるか」だと書いた。そう考えるとこれは単なる空き家問題というより、ハクビシンと母親（と駆除業者）の知恵比べにも見えてくる。ということで帰省している間、知能の誕生ついて考えてみた。 35億年前に今いるすべての生物の祖先が誕生してから、まず25億年前に光合成をする生物（現在の植物につながる）が生まれ、次いで20億年前に光合成で出てきた酸素を呼吸する生物（動物につながる）が誕生した。 生物が少ないときはのんびりした楽園のような海のなかも、その数が増えるにしたがって、自分が生きる場所を確保しなければならず、だんだんバーゲン会場のような熱気を帯びることになった。その頃の生物には肘はないが、もしあれば押しあっていただろう。 そして動物がエネルギーを得るには酸素だけでなく糖を必要とする。その糖は他の生物から奪うしかない。呼吸する動物の誕生は「楽園の終わり」を意味していた。 そんな軍拡時代の5.5億年前から生きていたのが、線虫（ミミズに似ている）のような左右対称な動物である。ちなみに現在の地球上のほとんどすべての動物が左右対称で、それ以外はイソギンチャクのような放射対称の動物である。もし、地球以外に知的生命体がいるとしたら、ボディプラン（身体の形）は左右対称であろうと考えられている。ハリウッドはこの点では正しかった。エイリアンにしてもプレデターにしても左右対称だ。 左右対称の動物が繁栄した理由の一つは、この形なら進む、向きを変えるという2点だけで、どんな空間も効率よく移動できるからだ。何か乗り物を思い浮かべて欲しい。ほとんどすべては左右対称だろう。もう一つはこの運動を可能にするために脳が生まれたことだ。 線虫は302個の神経細胞からなる脳を持つ（人間は860億）。この302個でエサの匂いが強まったら進み、匂いが弱まったら向きを変える、光を避け、快適な温度へ移動し、安全な足場を選ぶなど、環境に対して一貫したルールで行動し、結果として生存確率を上げている。これが、知能の最も原初的な仕組みなのだと思う。そしてどちらに動くか、&#8221;いい&#8221;&#8221;悪い&#8221;を区別することが情動の原型ではないだろうか。知能と情動は一体化したものなのだ。 その線虫は敵の匂いを嗅がせると匂いが無くなった後でもしばらく動揺が収まらない行動をとる。情動の特徴は外からの刺激によって起こされることが多いにもかかわらず、その刺激が無くなった後も感情として長く持続することである。この特徴は線虫から人間にも引き継がれており、だから人間も不機嫌が長続きしてしまうのだ。 母親は「ハクビシン、はがやしいわ（&#8221;はがゆい&#8221;の富山弁）」と食事の間もハクビシンのことを考え不機嫌になっていた。線虫から続いている（5.5億年）ものなら、私が何を言ったって収まるときにおさまるしかない。黙って聞いているのが無難だろう。</description>
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<dc:date>2026-05-06T18:55:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177806143417965500" class="cms-content-parts-sin177806143417973300"><div>実家に住む母親はこの2か月間、天井裏をハクビシンが夜な夜な動き回るのせいですっかり睡眠不足になっていた。</div> <div>古い雪国の家屋にはありがちな隣の家との壁の隙間が非常に狭い構造で、おまけに隣は数十年空き家、当然壁の手入れなどされていなく、朽ちた場所からハクビシンはフリーパスで入ってくる。両隣が空き家の中で、天井裏が暖かい実家はちょうど子育てを始めようとする彼らにとってはビバリーヒルズのような所なのだ。</div> <div>前回のブログで知能とは「生物が環境の中で生存と繁栄のためにどれだけ最適に答えられるか」だと書いた。そう考えるとこれは単なる空き家問題というより、ハクビシンと母親（と駆除業者）の知恵比べにも見えてくる。ということで帰省している間、知能の誕生ついて考えてみた。</div> <div>35億年前に今いるすべての生物の祖先が誕生してから、まず25億年前に光合成をする生物（現在の植物につながる）が生まれ、次いで20億年前に光合成で出てきた酸素を呼吸する生物（動物につながる）が誕生した。</div> <div>生物が少ないときはのんびりした楽園のような海のなかも、その数が増えるにしたがって、自分が生きる場所を確保しなければならず、だんだんバーゲン会場のような熱気を帯びることになった。その頃の生物には肘はないが、もしあれば押しあっていただろう。</div> <div>そして動物がエネルギーを得るには酸素だけでなく糖を必要とする。その糖は他の生物から奪うしかない。呼吸する動物の誕生は「楽園の終わり」を意味していた。</div> <div>そんな軍拡時代の5.5億年前から生きていたのが、線虫（ミミズに似ている）のような左右対称な動物である。ちなみに現在の地球上のほとんどすべての動物が左右対称で、それ以外はイソギンチャクのような放射対称の動物である。もし、地球以外に知的生命体がいるとしたら、ボディプラン（身体の形）は左右対称であろうと考えられている。ハリウッドはこの点では正しかった。エイリアンにしてもプレデターにしても左右対称だ。</div> <div>左右対称の動物が繁栄した理由の一つは、この形なら進む、向きを変えるという2点だけで、どんな空間も効率よく移動できるからだ。何か乗り物を思い浮かべて欲しい。ほとんどすべては左右対称だろう。もう一つはこの運動を可能にするために脳が生まれたことだ。</div> <div>線虫は302個の神経細胞からなる脳を持つ（人間は860億）。この302個でエサの匂いが強まったら進み、匂いが弱まったら向きを変える、光を避け、快適な温度へ移動し、安全な足場を選ぶなど、環境に対して一貫したルールで行動し、結果として生存確率を上げている。これが、知能の最も原初的な仕組みなのだと思う。そしてどちらに動くか、&#8221;いい&#8221;&#8221;悪い&#8221;を区別することが情動の原型ではないだろうか。知能と情動は一体化したものなのだ。</div> <div>その線虫は敵の匂いを嗅がせると匂いが無くなった後でもしばらく動揺が収まらない行動をとる。情動の特徴は外からの刺激によって起こされることが多いにもかかわらず、その刺激が無くなった後も感情として長く持続することである。この特徴は線虫から人間にも引き継がれており、だから人間も不機嫌が長続きしてしまうのだ。</div> <div>母親は「ハクビシン、はがやしいわ（&#8221;はがゆい&#8221;の富山弁）」と食事の間もハクビシンのことを考え不機嫌になっていた。線虫から続いている（5.5億年）ものなら、私が何を言ったって収まるときにおさまるしかない。黙って聞いているのが無難だろう。</div></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/04/89996/">
<title>エイリアンが教えてくれたこと</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/04/89996/</link>
<description>
ミツバチは巣が手狭になり新しい巣が必要になると、元の巣の女王バチは群れの半分を連れて新天地に移り、そこでまた繁殖を始める。この&#8221;分蜂&#8221;というミツバチの生態を、宇宙規模のスケールで魅せてくれるのが映画『エイリアン２』だ。
エイリアンはエサ（人間）のいる星から星へと移動する。女王が卵を産み、それがエサとなる人間に寄生し、胸から幼体として出てくると爆発的なスピードで成体となる。

（女王エイリアンと主人公が出会うシーン）
星から星へ移動するには、宇宙船を開発しなくてはならず、少なくとも数学や物理の知識がエイリアンの種としては必要なはず。人に寄生してから数時間で成体＝大人になる彼らは、一体いつ学んでいるのか？教育を受ける暇もなく繁殖に突き進む彼らを見ていると、知能とは一体何なのか？と考えてみたくなった。

知能を知るのに「エイリアンシリーズ」をすべて見る必要はない。地球には様々な生物があふれている。
例えばミツバチはエサのありかを太陽の位置を計算し、ダンスで仲間にを伝える。ツバメは地磁気を感じ数千キロの旅を正確にこなす。Youtubeのイヌネコ動画に出ている彼らは、&#8221;かわいい&#8221;の概念なんてないはずなのに、どうすれば飼い主（と私）がメロメロになるかを知っているようだ。なんて賢いんだ！
これらは種として最適化された「ハードウェアに組み込まれた知能」（本能）であろう、人間だって真っ白な状態で生まれてくるわけではない。例えば、他者の感情や行動を自分が体験したように感じるミラーニューロンが人には生まれつき備わっており、「他者の意図を読む力」があらかじめインストールされている。その基盤に加え、学習によって高度に社会的に協力できるようになり、その産物として宇宙船があるのではないだろうか。「化け物！」と主人公に言われるエイリアンも、シガニーウィーバー演じる主人公が女王の産んだ卵を火炎銃で焼く素振りを見せると、兵隊エイリアンは主人公を襲うのを躊躇した。他人の意図を十分くみ取っているではないか！
星から星へ移動できるエイリアンなら、きっと友達もいて仕事もあって、恋愛もしているのではないだろうか？ま、これでは映画にならないが。
知能とはその&#8221;生物が環境のなかで、生存と繁栄のためにどれだけ最適に答えられるか&#8221;と言うことになるかと思う。それは生きている間、問われ続けている柔軟なものだ。だからきっと自分が知能が高いと思った時点で柔軟性は失われ、バカの口が開いてしまうのだと思う。

</description>
<dc:creator></dc:creator>
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<dc:date>2026-04-22T10:20:00+09:00</dc:date>
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<div>ミツバチは巣が手狭になり新しい巣が必要になると、元の巣の女王バチは群れの半分を連れて新天地に移り、そこでまた繁殖を始める。この&#8221;分蜂&#8221;というミツバチの生態を、宇宙規模のスケールで魅せてくれるのが映画『エイリアン２』だ。</div>
<div>エイリアンはエサ（人間）のいる星から星へと移動する。女王が卵を産み、それがエサとなる人間に寄生し、胸から幼体として出てくると爆発的なスピードで成体となる。<br />
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（女王エイリアンと主人公が出会うシーン）</div>
<div>星から星へ移動するには、宇宙船を開発しなくてはならず、少なくとも数学や物理の知識がエイリアンの種としては必要なはず。人に寄生してから数時間で成体＝大人になる彼らは、一体いつ学んでいるのか？教育を受ける暇もなく繁殖に突き進む彼らを見ていると、知能とは一体何なのか？と考えてみたくなった。</div>
<div></div>
<div>知能を知るのに「エイリアンシリーズ」をすべて見る必要はない。地球には様々な生物があふれている。</div>
<div>例えばミツバチはエサのありかを太陽の位置を計算し、ダンスで仲間にを伝える。ツバメは地磁気を感じ数千キロの旅を正確にこなす。Youtubeのイヌネコ動画に出ている彼らは、&#8221;かわいい&#8221;の概念なんてないはずなのに、どうすれば飼い主（と私）がメロメロになるかを知っているようだ。なんて賢いんだ！</div>
<div>これらは種として最適化された「ハードウェアに組み込まれた知能」（本能）であろう、人間だって真っ白な状態で生まれてくるわけではない。例えば、他者の感情や行動を自分が体験したように感じるミラーニューロンが人には生まれつき備わっており、「他者の意図を読む力」があらかじめインストールされている。その基盤に加え、学習によって高度に社会的に協力できるようになり、その産物として宇宙船があるのではないだろうか。「化け物！」と主人公に言われるエイリアンも、シガニーウィーバー演じる主人公が女王の産んだ卵を火炎銃で焼く素振りを見せると、兵隊エイリアンは主人公を襲うのを躊躇した。他人の意図を十分くみ取っているではないか！</div>
<div>星から星へ移動できるエイリアンなら、きっと友達もいて仕事もあって、恋愛もしているのではないだろうか？ま、これでは映画にならないが。</div>
<div>知能とはその&#8221;生物が環境のなかで、生存と繁栄のためにどれだけ最適に答えられるか&#8221;と言うことになるかと思う。それは生きている間、問われ続けている柔軟なものだ。だからきっと自分が知能が高いと思った時点で柔軟性は失われ、バカの口が開いてしまうのだと思う。</div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/04/89995/">
<title>結果報告</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/04/89995/</link>
<description>前回、前々回で話題にした&#8221;骨&#8221;と&#8221;筋肉&#8221;は、自分にどれだけ蓄えられているか？をどうやって知るのだろうか？実は沼津市は保健センターで計測可能なのである。 耳石のめまいで来た80歳過ぎの女性に、骨粗しょう症の話をしたら「そこは盲点だった！」と整形に受診、症状が無いからと言うことで保健センターを紹介されたという経緯から知ったのだった。 予約した時は、大げさに言えば&#8221;過去の自分にケリをつける&#8221;くらいの気持ちだった。骨格の大部分が20代初めまでに作られるので、10代の頃、熱にうなされたかのように細身に憧れ、無理なダイエットをし、骨をダメにしたろうと、骨に対しては後ろめたかった。それに運動はしているが重力負荷が無い水泳は骨を強くしない。スカスカならスカスカでいいじゃないか、現状を認識してこそ対策はとれる。 結果 横軸の年齢に沿って下がっていく黒い線がそれぞれの年齢での平均で、57歳の私の点は同年代よりはるかに上で20代と同等という結果だった。骨は、新しい骨を作る細胞と、古い骨を壊しては除去する細胞と共同作業で骨はできていく。私の骨は、何度も壊されては作られ、頑固な大工がやったような強い骨組みとなっていたのだった。 体組成、体幹の結果。 体幹の筋肉が弱いと判明し、保健師さんから、栄養、運動などの助言をもらえた。しかもタダで。そんな手厚い行政サービスですので予約制（詳しい内容）です。ご注意を。 ただ、ふっと考えてみる。骨が強く筋肉があればそれでいいのか？と。 もし、エイリアンが地球を征服してしまい、母星で地球の生き物の動物園を作るとしたなら、ヒトの展示は群れで暮らすようにすると思う。孤独を感じることは辛いものだとは薄々気が付いていたが、孤立すると、老いが早まり血管の病、癌、認知症にかかるリスクが高く、喫煙と同等だそうだ。 孤独の健康問題への影響が顕わになり、イギリスでは孤独担当大臣（ミニスターオブロンリネス）がいるそうな。 人は家族、友人、社会とのつながり、この3つをすべて失った時に孤独になるのかもしれない。そう考えると、老いていくことは少なくとも社会とのつながりが先細ることでもあるから、若者と比較すると孤独の危険は高い。そして孤独による悪影響は大勢の中にいても孤独を感じ人にでやすい。一人なのか、独りなのか、主観的なものだそうだ。 骨や筋肉は身体を支えてくれはする。だが、内面を支えているのはコミュニケーションから生まれる人とつながっている感なのだと思う。あぁ、この難易度の高い人生は続く。 &#160;</description>
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<dc:date>2026-04-09T06:55:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177568542469419100" class="cms-content-parts-sin177568542469426200"><div>前回、前々回で話題にした&#8221;骨&#8221;と&#8221;筋肉&#8221;は、自分にどれだけ蓄えられているか？をどうやって知るのだろうか？実は沼津市は保健センターで計測可能なのである。</div> <div>耳石のめまいで来た80歳過ぎの女性に、骨粗しょう症の話をしたら「そこは盲点だった！」と整形に受診、症状が無いからと言うことで保健センターを紹介されたという経緯から知ったのだった。</div> <div>予約した時は、大げさに言えば&#8221;過去の自分にケリをつける&#8221;くらいの気持ちだった。骨格の大部分が20代初めまでに作られるので、10代の頃、熱にうなされたかのように細身に憧れ、無理なダイエットをし、骨をダメにしたろうと、骨に対しては後ろめたかった。それに運動はしているが重力負荷が無い水泳は骨を強くしない。スカスカならスカスカでいいじゃないか、現状を認識してこそ対策はとれる。</div> <div>結果<br /> <img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/04/IMG_4735.jpeg" width="240" height="320" alt="" /></div> <div>横軸の年齢に沿って下がっていく黒い線がそれぞれの年齢での平均で、57歳の私の点は同年代よりはるかに上で20代と同等という結果だった。骨は、新しい骨を作る細胞と、古い骨を壊しては除去する細胞と共同作業で骨はできていく。私の骨は、何度も壊されては作られ、頑固な大工がやったような強い骨組みとなっていたのだった。<br /> <img src="https://www.tsurita.com/images/blog/2026/04/IMG_4740.jpeg" width="240" height="320" alt="" /></div> <div></div> <div></div> <div>体組成、体幹の結果。<br /> 体幹の筋肉が弱いと判明し、保健師さんから、栄養、運動などの助言をもらえた。しかもタダで。そんな手厚い行政サービスですので予約制（<a href="https://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/health/kenko_hoken/seikatsushukan/doc/kenkoudo_sokutei.pdf">詳しい内容</a>）です。ご注意を。</div> <div>ただ、ふっと考えてみる。骨が強く筋肉があればそれでいいのか？と。</div> <div>もし、エイリアンが地球を征服してしまい、母星で地球の生き物の動物園を作るとしたなら、ヒトの展示は群れで暮らすようにすると思う。孤独を感じることは辛いものだとは薄々気が付いていたが、孤立すると、老いが早まり血管の病、癌、認知症にかかるリスクが高く、喫煙と同等だそうだ。</div> <div>孤独の健康問題への影響が顕わになり、イギリスでは孤独担当大臣（ミニスターオブロンリネス）がいるそうな。</div> <div>人は家族、友人、社会とのつながり、この3つをすべて失った時に孤独になるのかもしれない。そう考えると、老いていくことは少なくとも社会とのつながりが先細ることでもあるから、若者と比較すると孤独の危険は高い。そして孤独による悪影響は大勢の中にいても孤独を感じ人にでやすい。一人なのか、独りなのか、主観的なものだそうだ。</div> <div>骨や筋肉は身体を支えてくれはする。だが、内面を支えているのはコミュニケーションから生まれる人とつながっている感なのだと思う。あぁ、この難易度の高い人生は続く。</div> <div></div> <p>&#160;</p></div>
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<item rdf:about="https://www.tsurita.com/news/2026/03/89994/">
<title>握力</title>
<link>https://www.tsurita.com/news/2026/03/89994/</link>
<description>私が口を酸っぱくして言ってきたせいか、若いスタッフも&#8221;老後の蓄え&#8221;として投資を始めているようだ。最近のアメリカの経済は、トランプ政権によるイランへの軍事行動を反映して低迷気味だ。その影響をモロに受けている一番若いスタッフが落ち込んでいるので「全力で握りしめろ」とアドバイスしてみた。今、手を離してはいけない。私より彼女には豊富にあるもの＝&#8221;時間&#8221;を味方につけて豊かな老後を迎えて欲しい。 若い人にとってはきつい思考のエクササイズが投資だろう。人が持つ、「未来に利益を確保できる可能性が高くても、すぐに得られる満足の方を選ぶ生まれつきの傾向」に逆らわなければならないのだから。 さて、ここは経済ブログではなくて健康ブログ（のつもり）なので、いくら蓄えるか？より老後に何を蓄えておくか？を今回は考えてみたい。 前回のブログで強調した骨折、骨折する前には転倒がある。高齢者は転倒がきっかけで動けなくなる。この転倒を予防してくれるものは何だろう？ 日本人は年をとると&#8221;がん&#8221;&#8221;心血管&#8221;&#8221;脳血管&#8221;&#8221;認知症&#8221;で悩まされることが多い。これらすべてを予防する薬はある！それは&#8221;運動&#8221;だ。では運動するに必要なものは何か？ この2つの質問の答えは&#8221;筋肉&#8221;だ。 考えてみれば筋肉と資産はよく似ている。 若い頃は筋肉のありがたみを全くと言っていいほど感じない。何もしなくても維持され、無理しても次の日には戻っている。黙っていても利子がついているようなものだ。 しかし、この資産は年を経ると取り崩されていく。10日も寝たきりになればかなりの筋肉を失うし、78歳以上だとそもそも増えない。失うのは一瞬で、積み上げるには時間を味方にしなければならない。老後の蓄えとして資産形成と同様、筋肉形成が必要になると思う。 残りの人生で困らないために、十分な筋肉と骨密度を私は準備したいと思っている。 正直筋トレは苦手だ。でも&#8221;今楽しんでいる生活を継続する&#8221;という未来の利益のために、&#8221;サボりたい&#8221;というすぐ得られる利益に逆らわなければならない。幸い、資産形成と違い筋肉形成は世界情勢に左右されない。トランプが何をしでかしても暴落は自分次第で、毎日&#8221;健康的に1日を終えられた満足&#8221;というリターンを受けられる。 最後にどんな筋トレから始めればいいの？と模索していたら、寿命は&#8221;握力&#8221;で予測できるという。握力は単に手の力だけではなく、全身の健康状態を反映しており、握力が弱いと認知症のリスクも高まるそうな。 我が家には5㎏のダンベルがある。それを握り筋トレ嫌いの自分に言う「全力で握りしめろ」と。 </description>
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<dc:date>2026-03-25T10:20:00+09:00</dc:date>
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<div id="cms-editor-minieditor-sin177440217301960800" class="cms-content-parts-sin177440217301967900"><div>私が口を酸っぱくして言ってきたせいか、若いスタッフも&#8221;老後の蓄え&#8221;として投資を始めているようだ。最近のアメリカの経済は、トランプ政権によるイランへの軍事行動を反映して低迷気味だ。その影響をモロに受けている一番若いスタッフが落ち込んでいるので「全力で握りしめろ」とアドバイスしてみた。今、手を離してはいけない。私より彼女には豊富にあるもの＝&#8221;時間&#8221;を味方につけて豊かな老後を迎えて欲しい。<br /> 若い人にとってはきつい思考のエクササイズが投資だろう。人が持つ、「未来に利益を確保できる可能性が高くても、すぐに得られる満足の方を選ぶ生まれつきの傾向」に逆らわなければならないのだから。</div> <div>さて、ここは経済ブログではなくて健康ブログ（のつもり）なので、いくら蓄えるか？より老後に何を蓄えておくか？を今回は考えてみたい。</div> <div>前回のブログで強調した骨折、骨折する前には転倒がある。高齢者は転倒がきっかけで動けなくなる。この転倒を予防してくれるものは何だろう？</div> <div>日本人は年をとると&#8221;がん&#8221;&#8221;心血管&#8221;&#8221;脳血管&#8221;&#8221;認知症&#8221;で悩まされることが多い。これらすべてを予防する薬はある！それは&#8221;運動&#8221;だ。では運動するに必要なものは何か？<br /> この2つの質問の答えは&#8221;筋肉&#8221;だ。</div> <div>考えてみれば筋肉と資産はよく似ている。</div> <div>若い頃は筋肉のありがたみを全くと言っていいほど感じない。何もしなくても維持され、無理しても次の日には戻っている。黙っていても利子がついているようなものだ。</div> <div>しかし、この資産は年を経ると取り崩されていく。10日も寝たきりになればかなりの筋肉を失うし、78歳以上だとそもそも増えない。失うのは一瞬で、積み上げるには時間を味方にしなければならない。老後の蓄えとして資産形成と同様、筋肉形成が必要になると思う。</div> <div>残りの人生で困らないために、十分な筋肉と骨密度を私は準備したいと思っている。<br /> 正直筋トレは苦手だ。でも&#8221;今楽しんでいる生活を継続する&#8221;という未来の利益のために、&#8221;サボりたい&#8221;というすぐ得られる利益に逆らわなければならない。幸い、資産形成と違い筋肉形成は世界情勢に左右されない。トランプが何をしでかしても暴落は自分次第で、毎日&#8221;健康的に1日を終えられた満足&#8221;というリターンを受けられる。</div> <div>最後にどんな筋トレから始めればいいの？と模索していたら、寿命は&#8221;握力&#8221;で予測できるという。握力は単に手の力だけではなく、全身の健康状態を反映しており、握力が弱いと認知症のリスクも高まるそうな。<br /> 我が家には5㎏のダンベルがある。それを握り筋トレ嫌いの自分に言う「全力で握りしめろ」と。<br /></div> <div></div></div>
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