院長ブログ

2026.04.09

結果報告

前回、前々回で話題にした”骨”と”筋肉”は、自分にどれだけ蓄えられているか?をどうやって知るのだろうか?実は沼津市は保健センターで計測可能なのである。
耳石のめまいで来た80歳過ぎの女性に、骨粗しょう症の話をしたら「そこは盲点だった!」と整形に受診、症状が無いからと言うことで保健センターを紹介されたという経緯から知ったのだった。
予約した時は、大げさに言えば”過去の自分にケリをつける”くらいの気持ちだった。骨格の大部分が20代初めまでに作られるので、10代の頃、熱にうなされたかのように細身に憧れ、無理なダイエットをし、骨をダメにしたろうと、骨に対しては後ろめたかった。それに運動はしているが重力負荷が無い水泳は骨を強くしない。スカスカならスカスカでいいじゃないか、現状を認識してこそ対策はとれる。
結果
横軸の年齢に沿って下がっていく黒い線がそれぞれの年齢での平均で、57歳の私の点は同年代よりはるかに上で20代と同等という結果だった。骨は、新しい骨を作る細胞と、古い骨を壊しては除去する細胞と共同作業で骨はできていく。私の骨は、何度も壊されては作られ、頑固な大工がやったような強い骨組みとなっていたのだった。
体組成、体幹の結果。
体幹の筋肉が弱いと判明し、保健師さんから、栄養、運動などの助言をもらえた。しかもタダで。そんな手厚い行政サービスですので予約制(詳しい内容)です。ご注意を。
ただ、ふっと考えてみる。骨が強く筋肉があればそれでいいのか?と。
もし、エイリアンが地球を征服してしまい、母星で地球の生き物の動物園を作るとしたなら、ヒトの展示は群れで暮らすようにすると思う。孤独を感じることは辛いものだとは薄々気が付いていたが、孤立すると、老いが早まり血管の病、癌、認知症にかかるリスクが高く、喫煙と同等だそうだ。
孤独の健康問題への影響が顕わになり、イギリスでは孤独担当大臣(ミニスターオブロンリネス)がいるそうな。
人は家族、友人、社会とのつながり、この3つをすべて失った時に孤独になるのかもしれない。そう考えると、老いていくことは少なくとも社会とのつながりが先細ることでもあるから、若者と比較すると孤独の危険は高い。そして孤独による悪影響は大勢の中にいても孤独を感じ人にでやすい。一人なのか、独りなのか、主観的なものだそうだ。
骨や筋肉は身体を支えてくれはする。だが、内面を支えているのはコミュニケーションから生まれる人とつながっている感なのだと思う。あぁ、この難易度の高い人生は続く。