院長ブログ
2022.11.06
スーパーキャット
「スーパーキャット」と聞いて、「ネコ砂」と思ったならネコを飼っている人だろう。
 「DJにいたよね~」ならばはレゲエ好きの人かもしれない。
 そして「レーダー探知機!」と瞬時に答えられるなら、私と同じ体験をした人に違いない。。。
 
大きな事件も、いくつかの小さいピースが組み合わさって起きるものなのだろう。
 大きな事件も、いくつかの小さいピースが組み合わさって起きるものなのだろう。
先月私は中古の車を買った。納車の時に運転席側にある小さいモニターに気が付いたので、
 「これはドライブレコーダーのモニター?」と聞いたら、「レーダーです。前のオーナーさんがつけたのでしょう。取りますか?」と担当さん。
 取るとなったら、時間がかかってこのまま乗って帰れないだろうし、レーダーって30年前につけていたけど、うるさいだけだったよな、という思いがよぎり、「レーダーか、使わないと思うな。でもそのままでいいよ、音声をOFFにすればいいでしょう」と、一つ目のピース。
 二つ目は、私が買ったばかりの車をとても好きになっていた。ということだ。乗り心地の良さや静かな加速。担当さんに「この車を運転するために、免許を取った気がしている」と伝えるほど気に入っていた。だから”高速にのってドライブしたい”という思いが、街乗りで使うたびに積み重なっていった。
  その日曜日は清水町のプールが11月から4か月の工事休みに入るので、プールの仲間としばしの別れを惜しんだため、いつもより家へ帰る時間が遅くなってしまった。
 プールを出てから1号線八幡の交差点を左折し、家に帰るには一号線を右折だから右車線に入る。
 しばらく行くと前を行く乗用車が車線変更した。休日の昼としては珍しく右車線の車が無くなった。パチンコガイアのあたりでスィーっと加速した数秒後、すべてのピースがしっかりはまり、私は白バイ警官に速度違反で御用となった。。。20年ぶりの違反。振込用紙と青い紙。
 しばし呆然としていたが、私は転んでもただで起きたくはない。12000円(反則金)払うからにはもう二度と捕まりたくない!もう一度自分の運転を見直してみよう。今度はレーダの音声をオンにして!
 レーダー探知機”スーパーキャット”は私に「左方向レベル3白バイ追尾式取り締まりエリアです。スピードに注意して下さい」と繰り返し教えてくれていた。それも1km前から。
 
この白バイ警官の背中の画像は、あの時私にだけ見せてくれた白バイ警官の背中に似ていて胸がいっぱいになってしまうよ。(車は友人に運転してもらい私は助手席からこの画像を撮影しました)スーパーキャットよ、すまなかった。画像や警告音で私に教えてくれていたのに。音声をオフにしたばっかりに、お前の優秀さを無駄にしてしまった。悔しい。
 この悔しさを前のオーナーも味わったのだと思う。きっとそこからのスーパーキャット。そう思えばこの車をめぐる前のオーナーとの”き・ず・な”に少し胸が温かくなりやしないか!違うか?
 でもスーパーキャットよ。車同様、大事にするよ。
