院長ブログ

2022.11.16

フィーリング

沼津市の市営プールが昨年の3月で閉館してから私は勝手にプール難民だと思っている。
この3年のコロナ禍では緊急事態宣言が出るたびに、各自治体の公営プールは”町民・市民限定”という、難民を締め出す政策を行っていたが、ついに7波では緊急事態宣言も出ず、三島も清水町も長泉、長岡も受け入れてくれた。
やっと安住の地が見つかった私なのだが、三島は天井工事のため夏から長期休館に入り、難民の分際で勝手にホームと思っていた清水町のプールも11月から修復工事のため3月まで休館になってしまった。
公営プールでの水泳を楽しみにしているものにとって、沼津周辺では長泉のウェルピアと長岡の温泉プール、富士市大渕にある50ⅿプールでしか泳げない状況になってしまった。
もうこれは難民ではなく、プールのあるスポーツクラブの会員になるしかない。
条件はこうだ、休日の水曜日と日曜の昼間に泳げ、まあこの際だからヨガとか筋トレとかもできたらいいな。
ということでいくつかのスポーツジムに見学に行った。
会員には色々なコースがある。一般会員、デイ会員、プール会員、時間限定会員などなど。。。
一つ目のジムでは子供のスイミング教室に力を入れているため、大人の水泳は20mプールでという方針だ。水曜日や日曜日に25ⅿプールで泳ぐためにはピンポイントの時間に行かなければならない。プールだけの会員だったら一番安かったので、かなり悩んだのだが、20ⅿプールには納得できなかった。。。30年泳いできて今更20ⅿプールで満足できるのか。と。
二つ目のジムは水泳教室で泳げない時間はないし、もちろんプールは25m。90分会員という設定も安価だ。陸上トレーニングをして、泳ぎに行って、風呂に入ってと無駄なく動けば90分で出てこられるだろう。か?
こういう風に書いているから、さぞかしサッサッと決めただろう。と思うかもしれないが実際はそうではない。
価格、時間、自分の生活とのマッチ度、、、比較項目が増えれば増えるほど、どのジムにするか決められないでいた。そしてジムに見学に行くたびに新たな細かい項目数が増える。施設の老朽度、客層、駐車場の停めやすさ。。。
実は何を選ぶかは理性が決めているのではない。
被験者に脳の働きがわかる装置に入ってもらい、様々な商品を見てもらう。その中でどの商品を購入するかは脳が活性する場所を見ているとほぼ100%で当てられるという。
商品を購入すると意思を決定する時は感情が動いている。数字を比較してあれやこれや考えても決められない。なんとなくフィーリングで決めているのだ。そしてそれは言葉にできない。
ということで、私も結局、上二つとは別のジムに今は通っている。
今日は水曜日なので、午前中に泳ぎに行ったら、同じプール難民で清水町が休館になる前にしばしの別れを惜しんだメンバーと再会した。フィーリング・グッド!