院長ブログ

2022.10.03

Talk to me, Goose. 

 友人の「ね~9月も行こうよ」ということで、4回目のマーベリックに参加した。
それも”トップガン”と”マーベリック”の一気通貫上映で。251分。
同じスクリーンでトップガンズを鑑賞できる!この興奮。この2本立てを考えた人は天才だと思う。イグノーベル賞はノーベル賞のパロディとしたらイグアカデミー賞を差し上げたい。
座席は”ベスト・オブ・ザ・ベスト”満を持して予約した。2日前なのに、私たちの予約だけだったので、「もしかして鑑賞人数が少なすぎて中止になる?それとも貸し切り?」と、心配したり期待したりと興奮しているぶん頭は忙しい。
(前日になりようやく他の人の予約が入った)

トップガンはこの36年間、折に触れて鑑賞してきた。たまにBSでやるし、アマゾンプライムに入っているしで。ただ私は”グースが死ぬシーンから卒業式前まで”をごっそり早送りする、つまりトム・クルーズのキラキラなところだけを見ていた。
かっこいいの結晶ではないトムに大スクリーンで私は対峙できるのか。。。?
結論からすると、やっぱりトップガンはいい!なんならマーベリックが前座でトップガンが主役と思えるほどに。この私的な感想は、「バックトゥザフューチャー3」+「トレマーズ」の時にトレマーズの方が面白かった、に似ている。調べてみるとトレマーズは4まで制作されており、バックトゥザフューチャーを抜いているから私と同じように感じた人も多いのだろう(?)
話はそれてしまったが、トップガンはトムのキラキラ、恋愛、友情が絶妙なバランスの映画だった。それと、グースを失った後の全く自信のないトムから挫折しバイパーのところで親父の話を聞くトム。遅れて卒業式に参加して、そのままミグとの戦闘に向かう。この自信が戻ってきている過程を目の色で表現していた。トムの演技もよいのである。
今回のマーベリックで私の好きなシーンの一つはアイスマンと語るところにある。
I’m a fighter pilot.(俺は戦闘機乗りだ)
It's not what I am.(これは職業じゃない)
It's who I am.(俺、そのものだ)
観客に楽しんでもらう映画を作ること、それはトム・クルーズのそのものなのだろう。
もうだれか、本当のアカデミー賞をトムにやってくれ。