院長ブログ

2022.08.03

Shape Of My Heart

朝、目が覚めるとのどが痛かった。いつものことだ。
のどがいつから痛かったのかどうかさえ、もうわからない。
ずいぶん長い間、逆流性食道炎に悩まされている。
体を起こすと、唾液と胃液が一緒に、のどを流れていった。
口に残る苦さを感じながら起き上がり、重いカーテンを開けたら、のどの痛みが取れてきた。
そしたらまた、コロナと闘う戦士としての一日が始まる。。。

7月からの戦線は激烈を極めている。
我が小隊(当院)で一番最初に離脱したのは”電話機”だ。
発熱の相談を聞いて、受話器を置いたらすぐ次のコール。またコール。コール。
そんなこんなを何日も続けていたら、充電機能が壊れてしまった。
隊員一同わかっていた。身を挺して我々小隊員を守って電話機が自爆したことを。
電気班には新しい電話機をお願いしているが、電気班も人員が不足しているのか?まだ来ない。
応急処置で充電器を変えてみたが、充電器に置く時間がないのでこれもいつ壊れるかわからない。
これが「電話がつながらない!」の真相だ。
そうそう、戦火が激しい最中、戦争ジャーナリスト(〇○○放送)から「発熱戦線(発熱外来)を取材させて欲しい」と、”電話で”連絡があった。
隊長(=私)の判断を仰ぐでもなく、隊員が「そんな時間ありません」と一つでも回線を空けようとした。表彰ものである。自分で判断できることは戦場では大事だ。
師団(県)からの救援物資も時々届く。師団には連絡することもあったので発熱戦線の現状を報告した。
師団員(県庁職員)は約1か月休みがないそうである。
撃たれたら(感染したら)衛生班の判断で休めるが、「自分はまだ撃たれてないであります!」と(いう内容が)メールに書いてあった。軍神と呼ぼう。
大本営(政府)は迷走していると書いたら、弁護無しの軍法会議にかけられるだろうか?
この滑稽な戦いを玉音放送で止められるのは大本営なのに。。。
わかっている私たちは発熱と闘う戦士(スペード)。
武器(クラブ)は地域の砦であると感じてくれている隊員と私自身。
将来的には、莫大なコスト(ダイヤ)の請求書(カード)がみんなに配られるだろう。
その時、先鋒隊長の私はA級戦犯になるのだろうか?
それは私のハートの形ではないのに。



コロナの忘備録としていろいろ自分の好きな作品を参考にして書いてみました。
現在はやれる以上の検査はお断りしており心苦しいのですが、
皆さんの”ありがとう”がスタッフと私の活力になっています。
夏休みにもなるので、しばらくブログは休みます。