院長ブログ

2019.01.03

平成31年 元旦

ついついやってしまう止められない困っている行動って誰にしもあると思う。
なぜ悪癖にはまってしまうのか?どうしたら抜け出せるのか?
ということが書いてある本を正月休みに読んでいました。

狩猟採集時代はお腹減った→食べ物見つけた→美味しい!といい目に会ったら、
その食べ物の場所を覚えておくつまり学習することは大切なことだったろう。
生き残るためには学習能力を身につける必要があった。
だから人間の脳は”刺激を受ける”→”行動する”→”報酬を受ける”という繰り返し学習にはまりやすくできているという。
タバコだって”イライラする”→”タバコ吸う”→”すっきりする”
体に悪いと知ってやめたいと思っているけどやめられない。
SNSだって”例えばfacebook”→”写真をアップする”→”いいねをもらう”
ほどほどなら良いが、運転しながら”いいね”のプッシュ通知に気が散っていたらどうだろう?
ちなみにSNSの”いいね”は脳内を麻薬と同程度に興奮させるらしい。
筆者はこのような脳の動きをして煩悩とした仏教の教えと絡め”めい想”を勧めている。
興奮することを幸せと取り違えてしまった現代人に集中力と心柔らかく過ごす幸せを
めい想が取り戻してくれる(そうだ)。
読んでみたい人はジャドソン・ブルワー著「あなたの脳は変えられる」をどうぞ。
エッセンスだけならTEDでも。

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鉛色の空と雪がふったりやんだりだと、家にいて本を読むしか無いものね。