院長ブログ

2013.06.02

新しい6月に(with パンセ)

昔、ポットのお湯の使うことで遠くに住む母親が元気かどうかわかる商品がありましたが、

どうやら私の母親は、ブログの更新がないことで私の体調を心配していたようです。

先週は体調が悪かったので、少し自堕落に休みを過ごさせていただきました。

新しい月に入り、当院でも少々変化が。

5月末で開院以来働いてくれていた事務の子が出産のために退職したので、

新しいスタッフが2名加わってくれました。

鼻の診察から、耳の診察へは小さいお子様を何人かで抱えて移るのですが、

1歳くらいだと、”ん!?初めての人だぞ!”というなんとも困惑した表情を見せてくれ、

その姿に思わず笑ってしまいます。

「人間はあらゆる職業に向いていて、どんな職業を選ぶかは偶然によって左右される」

と、ある哲学者は考えました。”こんな仕事向いていない”と思う青い鳥を求める心理は

「願望がもっと幸福な状態を心に浮かばせる。そこに到達しても幸福にはなれなくて、

また新しい別の願望を生むだけなのだ」と、願望と現実の追いかけっこであると説明しています。

ただ一旦その考えが頭に浮かぶと、他人がどんなに理由を付けても消せないのが人間ですが。

偶然かもしれないけど、自分で選んだものが各々の仕事なので、

願わくば今のスタッフには、仕事の中にある喜びを見つけて欲しいと思います。