院長ブログ

2012.10.08

すべては捉え方次第だ ここはそうCENTER OF UNIVERSE

京都大学の山中先生がノーベル生理学賞を受賞されたと言うことで、

それまで考えていたブログの内容を、このニュースから思ったことに変更します。

山中先生は大学卒業後、整形外科医を志し臨床の道に入ったのですが、

他の人が20分で終る手術を2時間もかかる程、手術が下手だったことと

重症患者さんを救いたい!という目標もあったことで基礎研究の道へと変えたそうです。

私も耳鼻咽喉科で外科系なので、

20分かかる手術を2時間かける外科医の”どうしようもない”度がどれほどすごいかわかります。

でも、だから、ノーベル賞を取れたのだと思います。

手術が普通にできる外科医だったら、日本の宝は、どこかの総合病院の整形外科部長に

治まっていたでしょう。

こんな現実を考えると、欠点って自分の生きようによっては美点になるものなんですね。

かくいう私も母親から「あんたは器量が悪いから、誰かに養ってもらおうなんて考えちゃだめよ。

一人で食べていく覚悟をしなきゃね」と高校時代に言われ、医学部に入りました。

クレオパトラの鼻が~ではないですが、美人だったら、今の私はなかったと断言できます。

つまり世の中に起こることは”良いこと”も”悪いこと”もなく、すべては自分の捉え方次第なんですね。

このブログをみて、自分は欠点ばかりだと思っておられる人がいたら、

自分の選択次第でなんとでもなると考えて欲しいです。