院長ブログ

2011.06.29

普遍的なこと

水曜日の外来は半日と言うこともあってゆったりしているので、

時間が許す限り(どちらかというと患者さんの方が忙しい

お話を聞くように心がけています。

そんななかで今日来院された患者さんのお母さんが

「この子が3ヶ月の時に市立病院で、診ていただいたんですよ」と

”ああ、沼津で働いていてよかったなぁ”と癒されるお言葉をいただきました。

今日だけでなく、”市立病院で診てもらいました”と患者さんから

お話ししてくださる事も多くあり、その言葉を聞くたびに言い様のない喜びが湧いてきます。

市立病院で働くまでは各病院に長くとも2年くらいで移動になっており

7年間という長い時間を一つの病院で過ごしたのは初めてでした。

2年では知ることが出来ない、でも7年ではそうやって診察した赤ちゃんが大きくなり、

成長を垣間見ることが出来る喜びを感じられる。

こういった誰かのちょっとした”足し”になることができた喜びこそが、

普遍的な宝のような感情に思うのでした。